お見合い結婚を誤解してない? 昭和と現代の大きな変化

大きく変わった昭和と平成のお見合い結婚を紹介します。

大きく変わった昭和と平成のお見合い結婚を紹介します。


ガイドは東京・青山で結婚相談業を経営しています。そこでは、3日に1組のカップルが誕生し、日々会員を幸せな結婚へと導いています。でも、結婚相談所に入会してお見合いすれば、どこでもいつでも自動的に結婚できると思っている方が多いようですが、そうではありません。

その理由のひとつとして、昔のお見合いと今の結婚相談所のお見合いの違いを理解することが重要です。すでに婚活を始めているみなさんでも、意外とまだまだ知らない世界があるので、今回は昭和と現代違いを中心にお話していきます。昔のお見合いのイメージのままでいるとうまくいくものもうまくいきません!


1.きっぱりと断ることができる

昔は1回、2回お見合いをすれば結婚が決まっていました。今はそうはいきません。では昔の方がよかったのか、と言えば、一概には言えません。理由は、昭和と現代ではお見合い結婚の中身が変わってきているからです。

ひと昔前のドラマで、よく見ませんでしたか? 振袖やタキシードを着てレトロな椅子に座って写真屋さんで撮った写真を親に見せられたり、写真のブックレットをパタと閉じて「お父さん、ごめんなさい! 私、この人とは結婚できません! お断りしてください!」と切羽詰まって言っているシーン。これです。

昔のお見合いは親・親族や知人の紹介で行っているので、断れば仲人のメンツをつぶすことにもなりかねません。会うと決めたらよっぽどのことでは断れない、それだけの覚悟を持ってお見合いに進んでいたからすぐに結婚、となっていたわけです。

現在は、親兄弟・親族・ご近所さんではなく、結婚相談所がお見合いを提供するのが主流。結婚相談所に登録すると結婚相手探しをコンサルティングしてくれる担当者=婚活アドバイザーがつくので、その人を介して率直にきっぱりとお断りの意思を伝えることができます。ただし、相手にも同じく断る権利があるのもお忘れなく。


2.IT化で、お相手の数もスピード感もアップ

スマホからでもお見合いの申し込みが可能です

スマホからでもお見合いの申し込みが可能です


昭和はアナログ時代でしたからお見合いもアナログです。近所の方や親戚などの本業ではない方の狭い範囲での紹介でお見合いをしていました。

当然、連絡は電話や郵送、場合によっては出向いていって直接ご相談。お見合い相手も上記の連絡方法でつかまえた知人の紹介の範疇。写真と釣書(つりがき、つりしょ。縁談・お見合いの時に取り交わすプロフィールを載せた書面のこと。身上書とも言います)を交わした上で、お互いが「会いたい」とならなければお見合いには進みません。逆に言えば、仲介者がうまく伝達できなければ、お話も一向に進みません。

現在はITが発達していますので、釣書に代わるプロフィールをメールで送ることがほとんど。また、結婚相談所の多くが「連盟」に加入しているので、幅広いお相手とスムーズに連絡が取れます。連盟やそのシステムについては次でくわしく説明しましょう。


3.連盟に加入しているから、守るべきマナーとルールがある

盟店の利用で多くの方の中からマッチング。

連盟加盟店の利用で多くの方の中からマッチング。


結婚相談所が加盟する「連盟」が国内にいくつか存在しています。昭和時代と同じく、連盟に加入せずに昔ながらのスタイルでお世話をする「仲人さん」もいます。でも、その数はだんだんと減少しつつあります。

なぜなら、結婚相談所が連盟に加入すると数々のメリットがあります。いちばんのメリットは、登録した結婚相談所の会員同士だけでなく、他社の会員とお会いできるということ。ひとつの結婚相談所だけだと、会員数は数十人が限度、一桁のところも少なくありません。そうなれば、マッチングする数も当然少なくなってしまうので多い方がいいけれど、ひとつの結婚相談所でお世話できる数には限りがあるのが現実。そこで連盟にメリットがあるのです。

大きな連盟になると、会員の総計は6万人ほどになります。連盟は複数あり、結婚相談所も複数に加入できます。ガイドの結婚相談所では、2か所に加盟しているため10万人以上となります。

結婚相手を選ぶ会員にとっては、相手の数は多いほうがいい……とはいえ、それだけ大人数が利用するとなると、当然ながら様々な人が存在しますし、会社ごとの規定で対応がバラバラでは混乱してしまいます。そこで安心安全にお見合いができるしくみとして、共通のルールができました。

例えば、「加入時に必ず独身証明書を提出する」「お見合い後のお返事はいつまでにお返事をする」「成立したお見合いは何日以内に実行する」など。加盟する会員のすべてが同じルールに則って活動するから安心なのです。結婚相談所や会員同士がお互いに迷惑をかけないようにするための配慮です。

ちなみに注意していただきたいのが、広告で見かける「結婚情報サービス」はまったく別のものです。結婚情報サービス会社は、連盟には加盟していません。次でくわしく説明します。


4.結婚相談所と結婚情報サービスは別物

頼れるアドバイザーに相談しながら安心して婚活できます。

頼れるアドバイザーに相談しながら安心して婚活できます。


結婚情報サービス会社は、データーマッチングをするのが仕事です。
前述の通り、結婚相談所の連盟には加入できませんので、その情報サービス会社の会員同士でしか出会えません。

結婚情報サービスは、会員同士のデータ提供がメインのサービスで、会員は登録料を支払っているということになります。データでマッチングし、本人同士で連絡を取り合い、会う時間も場所も会員同士が直接やりとりします。会う場所もスタバやマックで気軽に……ということが多いようです。仲介する人の手が入らないので、マイペースで活動したい方、積極的な方、もっと言えば、自身のプロフィールだけで勝負できる条件の良い方には向いているかもしれません。

それに対して結婚相談所は、他の結婚相談所と連携できる連盟のシステム上のプロフィールを使ってマッチングするところまでは少し似ていますが、サービスのメインは仲介する婚活アドバイザーによるコンサルです。その分、成婚した場合の「成果報酬」として成婚料もかかります。ですから、婚活アドバイザーのコンサル手腕も問われます。

また、結婚相談所の場合、連盟のシステムだけでなく、婚活アドバイザー(仲人)同士の独自の人脈や横のつながりも強くなります。ガイドは海外の相談所ともお付き合いがあるので、外国人や海外駐在員とのマッチングも手掛けています。3桁以上の会員数になると結婚相談所の会員同士でマッチングができます。ガイドの相談所も会員数が3桁ですので会員同士でマッチングができて、会員同士の成婚が多いです。より強固な関係性があるので、婚活アドバイザー同士が「プロフィールではマッチングしなかったけれど、ぜひこの人に会ってみてほしい」という「人の手」「人の目」が入るということになります。

ですから、婚活アドバイザー(仲人)に相談をしながら進めていきたい方には結婚相談所が向いていますし、自分に合ったサービスや腕のいい婚活アドバイザー(仲人)を見つけることもとても重要です。システムと人間の両方を味方にして、自分にあった相手を紹介してもらうのが婚活成功の秘訣と言えます。


5.お見合いにアドバイザー(仲人)は同席しません

お見合いは基本的に2人きりで行われます

お見合いは基本的に2人きりで行われます


昭和のお見合いは、仲人と両親が同席して「お見合い」をしていました。冒頭で書いたような振袖を着たお嬢さんとご両親が並んで座っていて、自己紹介と歓談をしたあとに、「あとは若い二人にまかせて……」なんていうシーンですね。現在も、親・親族・知人の紹介でのお見合いスタイルなら同席しています。

しかし、結婚相談所が提供するお見合いは、カジュアルなスタイルで、親も仲人も同席しなくなりました。場所は、結婚相談所のミーティングルームや、ホテルのラウンジなどの落ち着いたカフェが中心。時間も30分程度の短い時間で行います(関西の一部では、現在も昔ながらの名残でいまだに両親や仲人が同席するスタイルの結婚相談所もあるようです)。


6.たくさんの方との「交際同時進行」できる

3名同時交際で短期間でのご成婚も可能!

3名同時交際で短期間でのご成婚も可能!


意外と知らない人が多いのがこれ。「え? 同時交際って二股じゃないの?」なんて思う人もいるかもしれません。たくさんと言っても3名までが多いのですが(連盟や結婚相談所それぞれのルールによって多少異なります)、それには理由があります。

「婚活」は長々とやるものではありません。1年間、集中的に活動して、その間で出会える最高の方に出会いましょうと指導しています。

1人とお見合いするまでに3か月、半年1年交際してやっぱりやめて……を繰り返していてはいつの間にか数年経ってしまいます。3人同時進行で交際し、どの人がいちばん自分に合うかを見極める……というのがベストです。


今時のお見合いは就職活動に似ている?

以上、これが「昔のお見合い」と「今の結婚相談所でのお見合い」です。社会の背景が変わるとお見合いのスタイルが大きく変わってきますね。

今時のお見合いは、1対1で面と向かってじっくり会って話せる貴重な時間であり、あなたも相手も将来のために真剣に見極めようとしている場であるということ。これって、就職試験に似ていませんか?

採用されるのか? 採用されないのか? ただ取り繕うのではなく、自分をうまくアピールすることが大事です。お見合いを生かすも殺すも自分次第。第一印象を大事に好感度をあげて、最高のパフォーマンスで実のある出会いにしてください。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。