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はじめてのLAN(13) XPでインターネット共有(前編)

インターネットの共有は、ルータを使わなくでも可能です。ここでは、WindowsXPの機能を使って共有を実現してみましょう。前編は、機器のセット方法とサーバの設定方法です。

岡田 庄司

執筆者:岡田 庄司

LAN・無線LANガイド

はじめてのLAN(13)

XPでインターネット共有(前編)

インターネットの回線契約が1台であっても、ネットワーク内にある複数の端末からインターネットを利用することができます。インターネットの共有は、通常ルータを使うことが多いのですが、WindowsXPの機能を使って共有することもできます。 ここでは、サーバとなるコンピュータに機器をセットする方法からサーバとなるコンピュータの設定までを述べます。

(注)WindowsXPの場合、ProでもHEでもインターネットの共有に関しては違いはありません。

●ハードウェアの準備

インターネットを共有するには、1台サーバとなるコンピュータを決め、そこにインターネットの回線を接続します。この接続にネットワークカードが1枚必要となります。また、インターネットを利用するほかの端末 への橋渡しとなるネットワークカードをもう1枚サーバに設置する必要があります。なお、ネットワークカードを以後、NIC(Network Interface Card)と言います。

NIC1:ADSLまたはCATVのモデムからのLANケーブルを接続するカード
NIC2:集線装置経由でクライアントとなるコンピュータに接続するためのカード

利用するケーブルは、すべてストレートケーブルです。下図の分岐する位置(+印)に集線装置(いわゆるHUB)が来ます。

              サーバ
ADSL/CATVモデム――NIC1
               NIC2
                | 
                | クライアント
                +――NIC3
                |
                +――NIC4
                  クライアント

2枚の ネットワークカードが正常に組み込まれると「ローカルエリア接続」アイコンが2つ表示されるはずですから確認してください。

2つアイコンが表示される

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