妊娠の基礎知識

2月生まれにするには?妊娠時期を出産月から逆算

2月生まれにするには、赤ちゃんの妊娠時期はいつになるのでしょう?2月生まれの赤ちゃんはおもに5月が狙い目ですが、出産予定日から逆算して、排卵日を予測し、タイミングを取ることが大切です。生理・排卵日・受精日などの計算式やタイミング法のポイントもあわせて解説します。

竹内 正人

執筆者:竹内 正人

妊娠・出産ガイド

2月に赤ちゃんが産みたい!2月生まれのメリットとは?

春はすぐそこ!2月生まれ

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慌ただしい年始が過ぎて、ほっと一息できる2月生まれ。ゆったりとした気分で出産準備や産後を過ごすことができるでしょう。

また、幼稚園に入れたいと考えている場合、生まれてから就学までの期間が3年と短いので、仕事の再開を予定しているママにとってはメリットとなります。

 

【目次】2月生まれの赤ちゃんを産むには?

  1. 2月生まれベビー 出産予定日&最終月経日 早見表
  2. 最終月経日から計算「ネーゲレの概算法」
  3. ネーゲレ概算法で気を付けたい点2つ
  4. 自分で排卵日を予測する方法
  5. 排卵日を簡単に知りたいなら早見表をチェック
  6. 排卵日が予測できない時は病院へ
  7. タイミングを取るなら排卵日の2日前がベスト
  8. 出産予定日がずれて、早産・遅産の可能性も
  9. 妊娠にまつわるウソ・ホント 知っておきたい豆知識
 

2月生まれを狙うなら妊娠時期は主に5月
出産予定日から逆算する最終月経日&排卵日の早見表

出産予定日
40週(翌年)
最終月経
開始日
排卵日
28日周期
14日後
正期産
37週(翌年)
2月1日 4月27日 5月11日 1月11日
2月2日 4月28日 5月12日 1月12日
2月3日 4月29日 5月13日 1月13日
2月4日 4月30日 5月14日 1月14日
2月5日 5月1日 5月15日 1月15日
2月6日 5月2日 5月16日 1月16日
2月7日 5月3日 5月17日 1月17日
2月8日 5月4日 5月18日 1月18日
2月9日 5月5日 5月19日 1月19日
2月10日 5月6日 5月20日 1月20日
2月11日 5月7日 5月21日 1月21日
2月12日 5月8日 5月22日 1月22日
2月13日 5月9日 5月23日 1月23日
2月14日 5月10日 5月24日 1月24日
2月15日 5月11日 5月25日 1月25日
2月16日 5月12日 5月26日 1月26日
2月17日 5月13日 5月27日 1月27日
2月18日 5月14日 5月28日 1月28日
2月19日 5月15日 5月29日 1月29日
2月20日 5月16日 5月30日 1月30日
2月21日 5月17日 5月31日 1月31日
2月22日 5月18日 6月1日 2月1日
2月23日 5月19日 6月2日 2月2日
2月24日 5月20日 6月3日 2月3日
2月25日 5月21日 6月4日 2月4日
2月26日 5月22日 6月5日 2月5日
2月27日 5月23日 6月6日 2月6日
2月28日 5月24日 6月7日 2月7日
※この早見表は、28日周期(排卵日が14日後)を基本としています。周期が短い方はその分の日数を引き、長い方は日数を足して計算します。

希望する出産月が2月と決まったら、そのために妊娠するべきタイミングをチェックしましょう。こちらの「2月生まれベビー 出産予定日&最終月経日 早見表」で確認してみてください。またインターネットを利用して、最終月経日、生理周期を入力すると出産予定日を計算してくれる便利なツールを活用するのも◎。まずは、子作りの正確なタイミングを把握しましょう。

・出産日・出産予定日から受精日を逆算
・妊娠・出産の自動計算ツール

 

2月生まれ赤ちゃんを逆算!「ネーゲレの概算法」とは?

最終月経日から出産予定日を計算

最終月経日から出産予定日を計算


<28日周期で計算するネーゲレ概算法>
よく子作りをして受精したであろう日から数える人も多いのですが、最終月経日が計算式の基本となるので注意してください。生理周期が28日型の場合、出産予定日の日数は、最終月経開始日から数えて280日(40週)です。

「ネーゲレの概算法」は簡単に出産予定日を計算することができます。ただし、あくまでも月経周期が規則正しく、28日周期の人で、14日目に排卵があることが大前提です。
 
最終月経の月+9(引けない場合は-3)=出産予定月
最終月経の日+7=出産予定日

つまり2月生まれの赤ちゃんを産みたい人は、最終月経の月+9(または-3)=2になればいい訳です。5-3=2のため、ざっくりとですが5月に子作りのタイミングを取れば2月生まれになることが分かります。
<例:最終月経日5月7日の場合>
5-3=2(出産予定月)
7+7=14日(出産予定日)
2月14日が出産予定日となります。

ただし、ネーゲレ概算法は「1ヶ月には28日・30日、31日の月がある」ことが計算できないため、実際にカレンダーで数えてみると3日ズレて2月11日となります。あくまでも概算なので、注意しましょう。

 

要注意!ネーゲレ概算法で気を付けたい点2つ

カレンダーと照らし合わせてみて

カレンダーと照らし合わせてみて


■カレンダーにない日が計算された場合
では、実際にカレンダー上にない日にちが計算式上出てしまった場合はどうしたらよいのでしょうか?

例えば5月25日が最終月経日の場合、出産予定月=最終月経の5月-3=2月 出産予定日=25+7=32日 2月32日となります。2月は28日までのため、32-28=4で4日分を足して、出産予定日は3月4日となります。

■28日周期以外の人の場合
ネーゲレ概算法は月経の周期が28日で設定されています。生理周期が25日の場合は、ネーゲレ概算法で算出した日数から、排卵が早い分の3日を引いて計算してください。反対に、生理周期が35日と長い場合は、ネーゲレ概算法で算出した日数から、排卵が遅い分の7日を足して計算します。

添付の「2月生まれベビー 出産予定日&最終月経日 早見表」でも、同様の計算が必要となります。周期によって日数を増減して計算するようにしましょう。

 

自分で排卵日を予測する方法4つ

セルフチェックを始めよう

セルフチェックを始めよう


<おすすめ度別4つの方法>
2月生まれベビーを生むためには、排卵日を確実に予測し、セックスのタイミングを合わせることが必須です。1回の生理周期において、排卵は1回、卵子の寿命は約1日と妊娠できる期間は限られています。

【基礎体温】おすすめ度(★☆☆☆☆)
一般的には、最低体温日の前日から高温期になる約4日間(排卵期)に排卵するといわれています。以前は「最低体温日=排卵日」だといわれていましたが、実際には最低体温日の前後の可能性も高いようです。毎日測定・記録するのもプレッシャーになってしまう方は、あくまでも目安として続けると良いと思います。

【おりもの】おすすめ度(★★★☆☆)
おりものは、エストロゲンとプロゲステロンという2つの女性ホルモンによって状態や量が変化します。排卵1週間前~排卵直前になると、おりものが糸を引くぐらいの粘度の高い卵白のようになり、それが排卵直前のサイン。タイミングを取りましょう。伸びるおりものが、ペタペタする伸びないおりものに変わったら、排卵は終了してしまっています。

【排卵検査薬】おすすめ度(★★★☆☆)
尿中のLHの変化を捉え、最も妊娠しやすい時期である排卵日を事前に予測してくれるのが排卵検査薬です。排卵直前に分泌量が急増する「LHサージ」によって排卵日を予測して陽性になるので、陽性が出たらすぐに子作りのタイミングを取りましょう。LH濃度の上昇(LHサージ)が始まってから36時間以内に排卵が起こると言われています。

28日周期の場合、だいたい14日目が排卵日となるので、前回生理開始日から数えて 11日目から排卵検査薬を開始。LHサージは期間が短いため、1日1回では捉えることができない場合があります。朝・晩と2回チェックをすると安心です。

【次回月経予定日の14日前】おすすめ度(★★★★☆)
周期が毎月同じであれば、28日周期でなくても簡単に排卵日を予測することができます。基本的に、排卵日から次回生理予定日までの黄体期はどんな周期の人でも約14日間。つまり自分の月経予定日から、14日前が排卵日になります。

基礎体温や排卵検査薬などを使うことももちろん大切ですが、逆にストレスが溜まり、不妊の原因になってしまうこともあります。月経予定日の14日前を目安に、適度に他の方法を組み合わせて予測することをおすすめします。

 

排卵日を簡単に知りたいなら早見表をチェック!

出産予定日
40週(翌年)
最終月経
開始日
排卵日
28日周期
14日後
正期産
37週(翌年)
2月1日 4月27日 5月11日 1月11日
2月2日 4月28日 5月12日 1月12日
2月3日 4月29日 5月13日 1月13日
2月4日 4月30日 5月14日 1月14日
2月5日 5月1日 5月15日 1月15日
2月6日 5月2日 5月16日 1月16日
2月7日 5月3日 5月17日 1月17日
2月8日 5月4日 5月18日 1月18日
2月9日 5月5日 5月19日 1月19日
2月10日 5月6日 5月20日 1月20日
2月11日 5月7日 5月21日 1月21日
2月12日 5月8日 5月22日 1月22日
2月13日 5月9日 5月23日 1月23日
2月14日 5月10日 5月24日 1月24日
2月15日 5月11日 5月25日 1月25日
2月16日 5月12日 5月26日 1月26日
2月17日 5月13日 5月27日 1月27日
2月18日 5月14日 5月28日 1月28日
2月19日 5月15日 5月29日 1月29日
2月20日 5月16日 5月30日 1月30日
2月21日 5月17日 5月31日 1月31日
2月22日 5月18日 6月1日 2月1日
2月23日 5月19日 6月2日 2月2日
2月24日 5月20日 6月3日 2月3日
2月25日 5月21日 6月4日 2月4日
2月26日 5月22日 6月5日 2月5日
2月27日 5月23日 6月6日 2月6日
2月28日 5月24日 6月7日 2月7日
※この早見表は、28日周期(排卵日が14日後)を基本としています。周期が短い方はその分の日数を引き、長い方は日数を足して計算します。

添付の「2月生まれベビー 出産予定日&最終月経日 早見表」にも28日周期の方の排卵日が記載されているので、参考にしてみてください。ネーゲレの概算法と同じく周期が短い方はその分の日数を引き、長い方は日数を足して計算します。

 

排卵日が予測できない時は病院へ

悩んだらお医者さんに相談を

悩んだらお医者さんに相談を


<正確さなら超音波検査>
産婦人科で、妊娠・妊活の相談ができます。排卵時期がセルフチェックでは分からない人、また生理不順に悩んでいる人は、一度受診してみてはいかがでしょうか。エコーによる卵胞チェックであれば、毎月バラバラの排卵日もきちんと把握することできます。自分でも排卵日の予測はできるけれど、より正確な排卵日を知って妊娠率を高めたい方にもおすすめです。

【超音波検査】おすすめ度(★★★★☆)
超音波検査で子宮内の状態をチェックして排卵日を予測してもらい、妊娠にベストな日を教えてもらうタイミング指導からスタートしてみましょう。排卵時期が近づいてきたら、経腟超音波検査で卵胞の直径を計って成長の度合いをチェックします。
卵胞は月経が終わった頃から毎日1.5mmずつ大きくなり、卵胞の直径が12mm程度になってからは、1日あたり約2mmのペースで成長。約20mmを超えたところで排卵が起こるとされています。

タイミングよく排卵直前に受診できれば1回、まだ排卵までに時間がかかりそうだったら、後日もう1回と、月に2回程度の受診でOKです。

費用は、保険が適用される場合は1回、2千円~6千円が目安です。一般的に時期を指導するタイミング法には、保険が適用される医院が多いでしょう。ただ、保険外の医院もあるため、確認してみてください。

 

排卵当日よりも確率が高い!排卵日から2日前がベストタイミング!

夫婦でタイミングについて話お合う

夫婦でタイミングについて話お合う


「排卵日の性交が最も妊娠の確率が高い」と勘違いされている方が多いのではないでしょうか。データによると妊娠率が1番高いのは、排卵日の2日前、次が前日。排卵日当日には、すでに妊娠率が低下してしまっています。排卵日よりも、2日前がベストタイミングと言えるでしょう。卵子は24時間、精子は3~5日程度生存しているので、排卵した時にすでにセックスが終わっていて精子がスタンバイしている状態、さらに排卵日にもう一度セックスをすると妊娠率がさらに上がります。

 

出産予定日がずれて、早産・遅産の可能性もあるので注意

元気に生まれてくれることが1番大切

元気に生まれてくれることが1番大切


280日(40週)は、あくまでも予定の日でちょうどその日に産まれる人は5%もありません。初産・経産婦問わず実際の出産はこの日とはずれる場合が大多数であると心得ておきましょう。

妊娠37週から41週までの35日間は正産期と呼ばれ、この範囲内であれば、他に特別な問題がない限りあまり心配する必要はありません。もし出産予定日が2月20日の場合でも、37週0日出産なら1月30日生まれに、41週6日出産なら3月5日生まれとなる可能性があります。

また、初産、経産婦に関わらず、37週未満の早産の可能性は5~7%、予定日の40週0日を超える可能性が約40%、予定日から2週間遅れた42週以降の過期産が約2%となります。主産予定日にこだわらず、元気な赤ちゃんが生まれることを1番に考えましょう。

 

妊娠にまつわるウソ・ホント 知っておきたい豆知識


Q:禁欲するほど、精子が濃くなって元気になるんでしょうか?
A:長期間の禁欲は逆にNGです

禁欲=濃く元気な精子というのは間違いです。精子は毎日作られていて、溜めてしまうと新しい精子が作られにくくなります。さらに古い精子から出る活性酸素によって精子の質も逆に悪くなります。そのため、禁欲期間は必要なく、できれば毎日、現実的には1~2日おきを心がけて射精するようにしましょう。

Q:射精後、どれくらいじっとしていればいいですか?
A:じっとしていなくても、妊娠率は変わりません

射精後、ある程度じっと寝ている方がいい、腰や足を高く上げるといい、というし諸説がありますよね。実際には妊娠率は変わりないので、体位のことは気にせずリラックスして過ごしてください。

ただし、子宮がお腹側でなく背中側に傾いている子宮後屈と言われている方は、うつ伏せが効果的とも言われています。

Q:より妊娠率を高めるためにどうしたらいいですか?
A:排卵日前後以外にもセックスをするようにしましょう

毎日忙しく、確実に狙いたいからとピンポイントのセックスになっていませんか。確かに妊娠が可能な時期は、1ヶ月の内で限られています。しかし、そこでしかタイミングと取らない人と、定期的にセックスしている夫婦では、妊娠率が格段に違います。

それは精子がフレッシュであること以外に、子宮の着床する環境が整いやすいからです。妊娠率をアップさせるためにも、排卵期前にセックスをして子宮環境を整えておくとベターです。

Q:男女の産み分けの真実が知りたい!
A:タイミングでは証明されていません

精子の性質を活かすことで、男女の産み分けができると言われることがあります。排卵日何日前なら女の子、何日前が男の子と諸説ありますが、実際には、それで産み分けの可能性が上がることには根拠がありません。

 

12ヶ月子作りタイミング記事一覧

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