傷つきたくない「心のバリア」が、肌あれにも影響している!?

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最近、心と肌が疲れていませんか?

例えば人と話をするとき、「傷つきたくない」「ストレスをためたくない」という思いから、自分に関する情報を意識的にできるだけ開示しないようにしていませんか? このような壁を作っている度合いを「心のバリア度」と呼びます。

そして、この「心のバリア度」が高い人ほど、肌あれの頻度も高くなっていることが、オールアバウトの調査でわかりました。(グラフ1から5参照)


約6割の女性が心のバリア度が高い状態

グラフ1

約6割の女性が心のバリア度が高い状態
 

現代女性では、自分が傷つかないように自己開示をしない「心のバリア度が高い人」が約6割をしめます。


本当は「ありのままの自分を見せたい」

グラフ2

本当は「ありのままの自分を見せたい」
 

心のバリア度が高い人の中には、実は「ありのままの自分を見せたい」と思っている人が多くいます。


対人関係では自分が傷つかないかないように気を使っている

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心のバリアが高い人の中には、自分が傷つかないようの努力している人が多くいる。

心のバリアが高い人の中には、自分が傷つかないようの周囲への気遣いなどの努力している人が多くいます。

心のバリアが高い人のほど肌荒れを実感している

グラフ4

心のバリア度が高い人ほど肌があれていると感じる頻度が高い。

グラフ5

特に、しわ、たるみ、ハリや弾力の衰えについては、心のバリア度が高い人ほど悩んでいることがわかる。

心のバリア度が高い人ほど、自分の肌があれていると感じる頻度が高く、特に、しわ、たるみ、ハリや弾力の衰えについては、心のバリア度が高い人ほど多く悩んでいることがわかりました。


心のバリア度が高い人には
肌バリアを低下させる生活習慣と体調の悩みがある


グラフ6

心のバリア度が高い人ほど胃の不調、睡眠不足を感じている。スキンケア習慣は乱れ気味に。
 

なぜ、「心のバリア度が高い人」は肌あれ頻度が高くなるのでしょうか?ヒントとなるのが、彼女たちの体調と生活習慣についてのアンケート結果です(グラフ6参照)。

半数の人が睡眠不足を感じていて、4割の人が週に1度は胃の痛みを感じています。また、半数の人がスキンケアをおろそかにする日があるといい、3割の人が洗顔をしない日があるといいます。

これらは、「心のバリア度が低い人」たちと比べると、全てにおいて率が高く、平均すると約2倍となっています。


グラフ7

心のバリア度が高い人の肌あれ頻度が高いのは、肌バリアを低下させる行動のせい?

さらに、肌バリアを低下させる行動についてのアンケート結果も見てみましょう(グラフ7参照)。

「心のバリア度が高い人」の中には「洗顔料をよく泡立てて使用している」といった肌への刺激を少なくするための努力をしている人が約7割いる一方で、「お湯で洗顔することがある」「洗顔しない日がある」といった肌バリアを低下させる行動をしている人も約7割います。

このことから、心のバリア度が高い人たちの中には、肌バリアを低下させるような生活習慣と体調の悩みがある人が多いことがわかります。


心のバリア度が高い人はストレスを感じやすく、体調の悩みや生活習慣の変化が現れることも

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ストレスがきっかけで肌バリアが低下することも

では、どうして、「心のバリア度」が高い人たちは、肌バリアを低下させるような生活習慣と体調の悩みを持つことになるのでしょうか?

『心のバリア度チェックリスト』を制作した、All About メンタルヘルスケアガイド中嶋泰憲医師からの、以下のコメントが大きなヒントになります。

「心のバリア度が高い人は、他人への警戒心が強い傾向にあります。自分を守る意識が強く、ストレスに対し敏感です。しかしながら、自分を守る意識が強い場合、かえってストレスを感じやすくなることがあります。」

「ストレスは心身の不調を生み出す大きな原因です。ストレスをきっかけとして、体内の生理機能を調節する自律神経系に不調が生じることは少なくありません。その結果、胃腸の問題など消化器系の症状が現われることもあれば、不眠症状が現われることもあります。」

「また、ストレスが強くなると、日常しなければいけないことに対して、それまでの通りの注意が行かなくなることもあります。“洗顔しない日がある”“スキンケアをおろそかにする日がある”というのもストレスによる影響も考えられます。また、自律神経系には皮膚の生理機能を調節する働きがあります。ストレスによって自律神経系に不調が生ずれば、肌に不調が現われやすくなります。」

「肌の土台を整えるスキンケア」を取り入れ、「質のよい睡眠」を心がける

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肌の土台を作るスキンケアは洗顔、保湿、紫外線対策が基本

「それなら、いっそのこと、心のバリア度を低くして肌あれを防ぎたい」と思うかもしれませんが、そう簡単には心のバリア度を変えることはできないでしょう。

そこで、肌あれを予防するための方法について、All About スキンケアガイドで医師の吉田貴子先生のからの以下のコメントを参考にしましょう。

「肌の表面は、0.02~0.03mmほどの厚みしかない角質層と、その上に皮脂などでできている皮脂膜があります。この薄い角質層と皮脂膜は“バリア機能”と呼ばれ、潤いを蓄え、外界からの刺激から身体を守る役割を果たします。この“バリア機能”が遺伝的、後天的に低下すると外的刺激に肌が弱くなり、皮膚炎を起こすリスクが高くなります。」

「バリア機能が低下する要因は、加齢や、スキンケアの怠り、睡眠不足など生活習慣による場合が多いです。」

「これらの要因により肌のターンオーバー周期が乱れると、肌細胞の配列が乱れ、肌バリアの機能が低下してしまいます。」

「ストレスや花粉など外的要因からの影響をできるだけ少なくするためには、肌の土台づくりが大切です。肌バリア機能を高めるべく保湿や正しい洗顔、紫外線対策、ストレス対策などを心がけてください。」

心のバリア度が高い人たちは、ストレスにより、気がつかないうちにスキンケアを怠ってしまう傾向にあります。しかし、そのことが原因で肌バリア機能は低下し、肌あれを起こす頻度を高くしてしまっています。

そこで、洗顔(とクレンジング)、保湿、紫外線対策。この3つだけは、怠らず、毎日の習慣にするように努めましょう。これこそが「肌の土台を整えるスキンケア」です。

肌のバリア機能を高めるためのスキンケアを欠かず続けていると、だんだんと肌のキメも整い、肌の土台がしっかりしてきます。ストレスは無くなるわけではありませんから、とくに心のバリアが強い人は、ストレスの影響を少しでも受けないようにするためにも、「肌の土台を整えるスキンケア」をしっかりと意識してするようにしましょう。

また、心のバリア度が高い人たちは、ストレスが強く出ることがわかったのですから、自分なりのストレス解消法を意識して取り入れることも、肌にとって必要です。とくに、睡眠は意識して、質のよいものになるようにしましょう。寝る30分前くらいにバスタブに浸かったり、寝る1時間前にはスマートフォンや携帯、パソコンの光は見ないようにしたりすることで、眠りやすい環境を整えるといった工夫もしてみましょう。

心のバリア度が高いのは決して悪いことではありません。ただ、自分がストレスを受けてしまう可能性が高いことを知り、肌だけでなく心身が疲れてしまう前に、自分を守るための対策をとることで、心身のバランスを整え、より健康的な生活を送るようにしましょう。


*今回の調査について
20~30 代の女性 2,389人に対し「現代女性のストレスと肌荒れ」について調査を実施。ストレスに関してはAll About メンタルヘルスガイドの中嶋泰憲医師が監修する心理テストを用いて、対人関係における現代女性の「心のバリア度」を分析した。

 



※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して肌荒れや不調を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮し、正しい方法で行ってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。