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1000BASE-T試用記(5) 1000BASE-Tで900Mbps超が出た!(5ページ目)

1000BASE-Tの実効速度はいろいろなボトルネックで規格の3割程度しか出ないと言われています。ところが「900Mbps以上が出た!」というご報告がありましたので詳しくレポートしてみたいと思います。

岡田 庄司

執筆者:岡田 庄司

LAN・無線LANガイド

●PCIバス接続のボードだとどうなるのか

先の調査は、オンボードのLANチップがGigaBits Ether専用のバスでメインチップセットに直結されているときの実効速度でした。それでは、PCIバス接続の場合はどうでしょうか。全く同じLANチップを持つボードは用意できいので、BUFFLO(旧メルコ)の LGY-PCI32-GTを入れて試してみました。

PCIバス接続のボードで再調査

さて、結果はどうでしょうか。写真はクリックすると拡大します。

調査結果

1回目のファイルをハードディスクから読み込んでいる時の結果を除くと、およそ530Mbpsということになります。一般のマシンと比べるとCPU速度が速いので、かなり高速な実効速度となりますが、やはり先のメインチップに直結するバス接続より遅くなります。これは、GigaBits Etherのチップセットの違いもあるかも知れませんが、おそらくバスの接続方法による影響が大きいのではないかと推測されます。

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