洗練されたフレンチを満喫、ニューカレドニア料理
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「天使のエビ」入りシーフード・プレート(写真提供:ニューカレドニア観光局) |
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クレープ専門店もある。『クレープリー・ブルトンヌ』(写真提供:ニューカレドニア観光局) |
フランス領であるニューカレドニアは、料理にも繊細なヨーロピアンテイストが溢れています。バゲットやクロワッサンの味も本場さながらで、食後にエスプレッソコーヒーを飲む習慣も常夏のリゾートではどこか新鮮。フランス料理のレストランも多く、各地方の味も楽しめます。そのほか、かつてフランス領だったベトナム料理もおすすめ。
シーフードの宝庫でもあり、代表的なものはイル・デ・パンで獲れるイセエビやロイヤルティ諸島のヤシガニなど。「天使のエビ」という名で親しまれる上質のエビは日本へも輸出されています。シカ肉も特産品のひとつに数えられており、ステーキやカルパッチョで食べるのが定番。石蒸し料理の「プーニャ」はココナッツミルクで味付けするのが特徴です。
バニラソースと素材のハーモニー、タヒチ料理
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特産のバニラのソースをマヒマヒ(魚)にかけて。タヒチらしいユニークな味 |
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前菜の定番「ポワソン・クリュ」。店によって味が違い、食べ比べも楽しい |
日本から1万キロ近く離れたタヒチの正式名称は、フランス領ポリネシア。首都パペーテがあるタヒチ島を含め、118もの島々からなっています。フランス領なので、料理はフランス料理が中心。それに新鮮な魚を使ったシーフードが定番です。一度はオーダーしたいのがタヒチ名物の「ポワソン・クリュ」。マグロやマヒマヒといった生魚と野菜のマリネで、ココナッツミルクやレモンを使い、さっぱりした味に仕上げてあります。
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石蒸し料理は、タヒチでは「アヒマア」 |
基本的にタヒチの物価は高いのですが、ル・ロットと呼ばれる屋台や中華料理屋など手頃な値段の店もあります。リゾートホテルには著名なシェフの手がけるレストランなども多く入っているので、とくに離島ではホテル内だけで食事を済ませる人も少なくありません。