ル・パン・コティディアンが東京ミッドタウンに旗艦店 [パン] All About

ル・パン・コティディアン六本木で新たな展開

ル・パン・コティディアン東京ミッドタウン店

東京ミッドタウンに2017年6月1日「ル・パン・コティディアン」の日本旗艦店となる新店舗「ル・パン・コティディアン東京ミッドタウン店」がオープンしました。

1990年、ベルギーのブリュッセルの小さな店で、料理人のアラン・クモンさんが、たったひとつの（しかし14人座ることができる大きな）アンティークのテーブルでスタートさせたル・パン・コティディアン。いまではニューヨーク、ロンドン、パリなど世界中に250店舗以上を展開しています。

オーガニックの小麦のパンが並ぶ

日本では2011年に芝公園に第1号店が、2012年に東京オペラシティに2号店がオープン。続いて代官山や表参道、日比谷など数店舗の出店が続きましたが、現在は最初の2店舗以外はクローズ。そしてこの度、東京ミッドタウン店のオープンとなりました。国内の独占ストアライセンス権などは現在、伊藤忠商事株式会社から株式会社アスラポート・ダイニングに移行しています。

オーガニック小麦やライ麦のパン

運営は株式会社ル・パン・コティディアンジャパン。現在の代表取締役社長の鈴木成和さんは肉料理専門店「37 Steakhouse&Bar」や「37 QUALITY MEATS」などを手がける株式会社スティルフーズの代表も兼任しています。この会社が今回、東京ミッドタウン店のディナーメニューを監修し、質の良い肉料理を中心としたメニューを提供しています。旗艦店となった意味はこのあたりにあり、今後はこの店から日本のル・パン・コティディアンの新しい料理メニューが生まれていく予定なのだとか。

店内80席

「レストランを併設したベーカリー」というより「自家製パンを出すレストラン」であることで、より日々の「食事」としてのパンが活かされる場となることでしょう。それがそもそものパン・コティディアン（日々のパン）の理想形かもしれません。

世界初、ル・パン・コティディアンのディナーメニュー

ディナーメニュー

さて、ル・パン・コティディアンといえば朝食やブランチ、ランチのイメージがありますね。世界250店舗のル・パン・コティディアンの中でもディナー時間までの営業は今回が唯一、世界初なのだそうです。

東京ミッドタウン店だけという17時からのディナータイムのメニューの中心にはグリル料理があります。

USプライムビーフリブステーキ

「USプライムビーフリブステーキ」(2ピース約270ｇ 6790円）は質の良い赤身肉をミネラル豊富な粟国（あぐに）の塩でシンプルに調味。その他、「岩手県産奥州いわい鶏のスパイシーグリル」（2390円）や「沖縄琉球ロイヤルポークの西京味噌グリル」（3590円）、ラムやサーモンもあり、「インカのめざめ」のローストポテト、季節の野菜などが付きます。

岩手県産奥州いわい鶏のスパイシーグリル

素材の味を生かしたグリル料理にはラングドック・ルーションのアランさんのワイナリーでつくられるオーガニックの微発泡ワイン「RN13」を合わせたいところ。東京ミッドタウン店ではワインやナチュラルなカクテルもいろいろ楽しめます。

アランさんのワイナリーでつくられるオーガニックワイン

ル・パン・コティディアンのブランチとタルティーヌ

サーフ＆ターフブランチ

朝は7時半から朝食が楽しめます。15時までのブランチセット「ブッチャーズブランチ」や「サーフ＆ターフブランチ」はパンと共にサラダやチーズ、卵、ハムなどを盛り合わせたプレートメニューで、自分で食材をパンに乗せたり、このお店の愉しみのひとつでもある、好きなだけつけられるジャムやペーストも贅沢に味わえたりと、ル・パン・コティディアンの魅力を堪能できます。

スモークサーモン＆アボカドタルティーヌ

世界中で人気のあるル・パン・コティディアンの看板料理、タルティーヌは、東京ミッドタウン店には7種類ほどあります。薄切りのオーガニックのパンとその上に塗ったり乗せたりした具材との組み合わせが楽しく、アラン・クモンさんはそのフレッシュでシンプルなところを「スシのようでしょう？」と言っています。ナイフやフォークを使わなくても口に運ぶことができるのも、スシと言えるかもしれません。