<目次>
収れん化粧水と拭き取り化粧水の違い……そもそも、化粧水の役割は?
化粧水は、みずみずしく透明感のある肌づくりに欠かせないアイテム
さらに、肌を柔軟にし、次に使うスキンケアアイテムの馴染みを良くするという役割も担っているのです。水は水でも、肌のための特別な水といえるでしょう。
洗顔後は、なるべく早く化粧水をつける習慣を!
化粧水の種類……「収れん」「拭き取り」って結局なに?
とろみ系からシャバシャバ系、二層式などテクスチャーもさまざま
一般化粧水とは?
「柔軟化粧水」や「保湿化粧水」とも呼ばれ、通常、化粧水といえばこちらを指します。肌の角層に水分や保湿成分を届けて、肌に潤いを与えることを目的としています。<おもな配合成分>
セラミド、コラーゲン、アミノ酸、ヒアルロン酸、エラスチン、ローヤルゼリーなど
【こんな時におすすめ】
・肌の乾燥が気になる時
・乾燥による小じわやくすみが気になる時
・空気が乾燥する秋冬に
美白化粧水とは?
肌へのうるおい補給に加え、美白成分を配合することで日焼けによるシミ・そばかすを防ぐことを目的としています。「医薬部外品」にあたる製品が多いのも特徴です。<おもな配合成分>
ビタミンC誘導体、トラネキサム酸、アルブチン、カモミラET、プラセンタ、ハイドロキノンなど
【こんな時におすすめ】
・日焼けによるシミやそばかすを防ぎたい時
・紫外線が強くなる春夏に
収れん化粧水とは?
肌をひきしめてキメを整える「収れん」を目的とした化粧水です。汗や皮脂の過剰分泌を抑える働きがあります。「アストリンゼン」「アストリンゼントローション」「ひきしめ化粧水」とも呼ばれます。<おもな配合成分>
ハマメリスエキス、アーチチョーク葉エキス、チャ葉エキス、クエン酸、塩化ナトリウム、ミョウバン、カラミン(酸化亜鉛)など
【こんな時におすすめ】
・皮脂のベタつきが気になる時
・メイク崩れが気になる夏に
拭き取り化粧水とは?
クレンジングなどでメイクを落とした後、肌に残った油分をふきとることを目的としています。肌表面に蓄積した古い角質を取り去る働きもあります。「スキンフレッシュナー」「除去化粧水」とも呼ばれます。<おもな配合成分>
エタノール、グリコール酸、クエン酸、リンゴ酸、乳酸など
【こんな時におすすめ】
・ミルククレンジングやクリームクレンジングの後のふきとりに
・古い角質によるザラつきやくすみが気になる時
・メイク直し時の部分メイク落としに
・災害時や入院時などの簡易的な洗顔に
化粧水の効果を引き出すには、手でつける? コットンでつける?
コットンを使う時は、化粧水をたっぷりとしみ込ませ、摩擦に気をつけて
手でつけると、肌の状態を触って確かめながら、化粧水を体温で角層にしっかり浸透させることができます。しかしその反面、ムラになりやすいというデメリットがあります。
一方、コットンを使うと、化粧水をムラなく肌のすみずみまでつけることができますが、つけ方や使うコットンによっては摩擦が刺激になることも。メーカー推奨の使用方法に従うか、化粧水の種類や目的、肌の状態に応じてつけ方を区別しましょう。
化粧水の種類でいうと、「ふきとり化粧水」はコットンでやさしくふきとり、「収れん化粧水」はコットンで軽くパッティングしながらなじませるのが良いでしょう。
迷いがちなのが、「一般化粧水」の場合。コットンと手、どちらでも大丈夫ですが、手でつける場合には細かい部分の塗り残しに注意しましょう。最後は手のひらで顔全体を覆い、化粧水をしっかりと肌になじませるのがポイントです。
コットンを使う場合は、刺激にならないよう、毛羽立ちのない肌当たりのやさしいものを選んで。十分な量の化粧水を含ませ、肌をこすったり叩いたりしないことが肝心です。「パッティング」というと、パタパタと肌に叩きこむイメージがあるかもしれませんが、力を入れ過ぎると肌に負担がかかってしまいます。下から上に向かって、やさしくなで押さえるようになじませましょう。
自分の肌悩みや目的に合った化粧水を選び、使い方を見直すことで、さらなる美肌を目指して下さいね。
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