インテリア照明/フロアライト・スタンドライト

リビングに映える照明2 イサム・ノグチ/AKARI

イサム・ノグチのAKARIシリーズのご紹介です。和紙を透過した光が美しく現代美術と日本の伝統が見事に融合した光のオブジェです。和室だけでなく、モダンなインテリアと組み合わせても良いでしょう。

中島 龍興

執筆者:中島 龍興

照明ガイド

AKARI

写真1.AKARI

写真1.AKARI(yamagiwa HPより)


これは世界的に有名な日系アメリカ人彫刻家であるイサム・ノグチがデザインしたAKARIシリーズのひとつです。彼は、和紙を透過した光が、太陽からの自然光に近いことを感じ、これを照明器具としてではなく、光の彫刻としてデザインしたと言われています。現代美術と日本の伝統が見事に融合した光のオブジェAKARIは、1952年から約40年にわたり、様々な形やデザインの作品が生まれました。

外観はピンと張った和紙の胴体に、かぼそい3本の鉄製ワイヤーの脚部。全体を可能な限り軽く作るようデザインされていることもあり、どことなくアンバランスで、はかなげな印象です。同シリーズはデザインもサイズも豊富です。

写真の器具は高さ123cmで、少し低めの椅子の横に置くスタンドとして、ちょうどよい高さなのです。通常の和風器具のように木枠の外観ではないので、和洋を問わず、空間にすんなりと馴染みます。

和紙は産地によって、光を透過した感じが微妙に異なります。ここで使われている和紙は、岐阜提灯で有名な美濃紙。この和紙は光の透過と反射のバランスがよく、夜はもちろん、昼でも自然光が差し込む部屋ではその存在感が現れます。また、美濃の国は竹の産地としても有名でした。AKARIは骨組み部分に竹ヒゴを使い、直線的でありながらも、どこかしらやさしい風合いが感じられます。

ランプは、E26 普通ランプシリカ(白色電球) 100Wを使用していますが、E26の電球型蛍光ランプA型に変えることもできます。輝度が抑えられた優しい光のもとで、ゆったりした気分で雑誌などを読むことも可能です。普通ランプを使用した場合、調光器を取り付ければ、明るさをも調節でき、ランプ寿命も長くなります。

その場の雰囲気に合わせて、少し明るさを落とすことで、リラックスな雰囲気をさらに高めてみてはいかがでしょうか。

<商品データ>
商品名: AKARI
デザイナー:Isamu Noguchi
ブランド:Ozeki
サイズ:幅53cm 高 123cm
ランプ:E26 普通ランプシリカ(白色電球) 100W×1 電球型蛍光灯A型(電球100Wタイプ)
問合せ先:株式会社オゼキ 

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