インテリア照明/ダウンライト・スポットライト

ウォールライト・ブラケットライトの選び方

ブラケットライトは、リビングはもちろん玄関、廊下、洗面所など様々な場所で使われます。今回はその種類と選び方をご紹介します。

中島 龍興

執筆者:中島 龍興

照明ガイド

ウォールライトとは何?


写真1.マンションの玄関灯
ウォールライトとは壁に取りつく照明器具で別名、ブラケットやスコンスと言い、壁を一様に明るく照らすウォールウォッシャーとは違います。ブラケットは突き出しのランプ受けのことで、一方のスコンスは壁から突き出しの燭台で、いづれも同じような意味になりますが日本ではウォールライトを一般にブラケットと言っています。

ブラケットライトが選ばれる最も相応しい場所があります。それは外玄関や外壁のように、おもに天井のない、あるいは天井に器具を取り付けることのできないところです。(写真1)また、ランプ交換や器具の清掃が容易にできない天井高のある空間にも有効で、このような場合はメンテナンスの行いやすい高さの壁に付けられます。

写真2.洗面所のブラケット
その他に浴室や洗面の鏡照明のように、人の顔や姿などの鉛直面を明るくしたい場合に付けられます。(写真2)特殊な例としては器具自体にコンセントプラグが付いているものがあり、壁のコンセントに直接つけられます。このようなコンセントプラグを持つ器具の大半は低ワットのもので常夜灯して使われています。

ブラケットは光の出方で分類すると、下記のようになります。
1、全般に光る器具
2、床面や作業面方向に光が出る器具
3、天井方向に光が出る器具
4、天井と床面の双方に光が出る器具

全般に光るブラケットは浴室のような狭い部屋を除いて部屋全般の明るさをとる目的で選ぶことはあまりなく、多くはインテリアのアクセントとして、選ばれます。特に美しくデザイン性に富んだブラケット器具は、空間全般の明るさにあまり寄与しませんが、器具自体が魅力的に光り、器具によってはまるで光るオブジェのようです。

次の頁では、光の出方で用途が変わるについてご紹介しています。
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