フランジの形状は、大きく分けて、引掛けシーリング対応型、ダクトレール、埋め込み型、の3タイプがあります。
ペンダントライトの選び方

ペンダントライトの選び方とは

一般的なフランジ照明「引掛けシーリング」と「コードハンガー」

フランジ照明の代表的な種類、引掛けシーリングとは

写真1.引掛けシーリング

引掛けシーリングは、天井につけられた給電口のことで、丸型や角型があります。簡易取り付け型のペンダントであればどちらにも簡単に取り付けることができます。
引掛けシーリングの位置は、例えば食卓の場合、予めテーブルを置く場所を想定して取り付けるようにします。しかし、既についている場合は、ペンダントとテーブルの位置が多々合わないことがあります。

ペンダントの位置をテーブルに合わせてずらすには、コードハンガーを天井の野縁の入っている部分に取り付けます。野縁とは天井板を取り付ける下地材で、通常は30~45cm程度の間隔で入っています。引掛けシーリング自体も野縁の入っている部分にしか取り付けられないので、コードハンガーはその延長線上、もしくは別の野縁につけることになります。野縁の位置は、天井を軽く叩いてみると、堅い音がするのでわかります。何か所か叩いてみて、見つけ出してください。

灯具の高さはコードを巻いて調整しますが、その余ったコードをフランジの中に納めるものがあります。それ以外では、コードハンガーのところで調整したり、中間フックといってコードを巻きとる部材を装着します。また、コードの長さは、あらかじめ指定の長さで加工してもらうことも可能です。(別途追加料金が必要)金属パイプやチェーンなどで吊っている器具は自分で高さを変えられない場合もあるので、購入時に確認しておきましょう。

その他、注意点としては、荷重制限があります。例えば、コードハンガーや引掛けシーリングの多くは5kg以内となっています。また、シャデリアのような重い器具(10kg以内)は天井の補強が必要です。給電部分も、10kgまで対応している引掛埋込ローゼットを使用します。なお、荷重制限はメーカーや商品によって異なりますので、取り付け前に必ずご確認下さい。
図1.フランジとコードハンガー

図1.フランジとコードハンガー

 

ペンダントライトやランプ器具を複数取付ける「ダクトレール」

写真2.ダクトレール

写真2.ダクトレール

家具の配置変えがある場合や、ペンダント、スポットライト器具を複数灯つけたいという場合には、ダクトレールが便利です。

ダクトレールは、天井に埋め込むタイプと、直付けをするタイプ、天井から吊タイプがありますが、これらの設置には電気工事が必要です。一方、取付部分は少し大きくなりますが、引掛けシーリングに取り付けられるダクトレールも販売されており、自分で設置することが可能です。

一本のダクトレールは一括で点滅(1回路)を行うことになるので、調光器を取り付ける時は、使用する光源を決め、その電気容量内で照明器具を設置します。

傾斜天井や壁面に横付けにダクトレールつける際は、給電部にほこりが入らないように、器具を取り付けているところ以外をカバーで覆う必要があります。
 

天井にフランジを半分掘り上げる「埋め込みフランジ」

写真4.フランジ設置部の天井を掘り上げている例

写真3.フランジ設置部の天井を掘り上げている例

天井にフランジを半分もしくは全部埋め込むタイプは、取り付け電気工事が必要ですが、天井がすっきり見えます。また、ジャックインといって、給電部分を天井に埋め込み、ペンダントやスポットライトを差し込めるものもあります。

通常のフランジでも、天井に穴をあけて、その中に納めるという方法もあります。ただ、穴を隠すプレートを別途用意するなど、施工の手間はかかるので、建築家や施工会社と相談の上決めるようにしましょう。

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