地震保険は必要か?
地震保険は誰もがほぼ必要とする保険。
地震は時に、住宅のみならず家族や仕事、健康など私たちの生活を支えるいくつもの柱を奪い去ることすらある災害です。しかし、災害を乗り越えた先に私たちを待っているのは、「自力での生活再建」という高いハードル。そもそも、失った住宅をすぐ再建できるとは限りません。仕事や家族の都合から特定地域にある仮設住宅に住むことができずに、自分で賃貸住宅を借りることになる場合もあるかもしれません。避難生活が長引く可能性もあるでしょう。このように生活再建は紆余曲折を経て進むことも多く 、新たな生活基盤がすぐに得られるとも限りません。そのため生活再建には、多くの資金が必要になってくるのです。
多くの人は、 住宅ローンを組んで住宅を取得しますが、被災して住宅を失っても、住宅ローンは残ります。また、年金暮らしのシニア世帯の資産の多くを占めるのは、宅地や住宅などの不動産。しかし、住宅を失ったシニア世帯に住宅ローンなどの資金調達は困難です。被災後の新たな生活再建をスムーズに始めるためには、被災後に使えるまとまった資金の確保が不可欠。地震保険はそのための有力な手段といえます。
地震保険に加入する人は、阪神淡路大震災以降、右肩上がりで増えてきており、現在では火災保険契約者の6割に上っています。地震の揺れによる被害はもちろん、津波や噴火、地震による火災や液状化などで生じた住宅や生活用家財の損害に応じて保険金が支払われ、使い道は自由です。
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東日本大震災、そして熊本地震で損害調査に立ち会い、被災の現実を目の当たりにしてきた損害調査担当は、なにしろ、地震保険には必ず入っていてほしいと力説します。また、スムーズで納得できる保険金請求のためには、地震保険金の支払われ方について、基本的なことは知っておいていてほしいとも。誰もが被災と無縁ではない今、多くの人の貴重な経験を共有し、有効な準備につなげたいところです。
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