イタリアの物価は高いか安いか?
両替はCAMBIO(カンビオ)やCHANGE(チェインジ)の看板があるところで
イタリアの物価を考えるとき、ユーロの貨幣価値として、1ユーロ=100円とするとわかりやすくなります。例えば、ホテル・シングル1泊80ユーロなら、8000円。パスタ一皿が8ユーロなら800円など、物価としては、日本とほぼ同等です。
ただし、円とユーロの間には為替レートが存在し、1ユーロに対する円の価値は、常に変動しています。円の価値が高いか安いかによって、実際に使用した場合の金額は変わるわけです。
円が安ければ(ユーロの価値が高ければ)イタリアで使う際の金額は高くなってしまいますが、円が高ければ(ユーロの価値が下がれば)安く収まります。つまり、イタリアで使う金額を考えるときは、常に、1ユーロに対しての円の価値が影響してくるわけです。
円からユーロへ両替する、ユーロから円に換算する
ローマやフィレンツェなどの観光地では、街のあちこちで両替所が見つかります
1ユーロ=115円であれば、1円=0.0086956ユーロ
1ユーロ=120円であれば、1円=0.00833ユーロ
銀行・両替所に行って、0.00□□□…などと、見慣れない数字をみると、「あれ? 今、円が安いの?高いの?」とわからなくなりがちですが、両替所のレートを見るときは、表示される数字が大きければ大きいほど、円の価値が高い。つまり、「お得」になります。
また、メニューやお買い物をするときに、「この値段(ユーロ)、日本円でいくら?」と知りたいときは、
金額(ユーロ)÷0.00□□□ユーロ(その日のレート 1円あたりのユーロ価値)
金額(ユーロ)×○○○円(その日のレート 1ユーロあたりの円価値)
のどちらかで計算をすればOKです。
どこでユーロを調達するのがお得?
両替のレートは、各所一律ではなく、ホテルや空港では手数料が高くなりますので、到着直後に空港で大金を両替するのは、ちょっと損。とりあえず使う金額を両替し、残りは随時レートのよい銀行や両替所で両替するのがコツです。一方、日本の預貯金からダイレクトにユーロを引き出すことができる海外利用可能なキャッシュカードを持っていると、とても便利。ただし、引き出す際には、極力銀行の開いている時間にしましょう(カードがATMから出てこないケースがたまにあります)。
取り急ぎ、ユーロはいくら用意する?
20セントや2ユーロなど、慣れないとちょっと計算が難しいユーロ
イタリア旅行の予算
さて、旅行に必要なお金は、大きくわければ、航空券代金・ホテル宿泊代・食費・移動交通費・お買いもの費。どんな旅行をするか?によってだいぶ差は出てきますが、項目としてはこんなところでしょう。今回は、目安となる平均的なイタリア旅行の予算をご紹介していきます。
>>>イタリアの宿泊費・ホテルの予算
>>>イタリアの食費・リストランテの予算
>>>イタリアの交通費・移動の予算
また、イタリア国内でも街によって物価は異なります。物価が高いのは、ローマ。そしてミラノ、ベネチア、フィレンツェなどです。
>>>ローマの物価・旅行の予算