アパートローンとは
アパートローン 借り換え
金融機関によっては「アパートローン」と言わないケースもあります。ひと昔前までは、事業としてのアパート経営者にのみ融資をしていましたが、最近では不動産投資目的の副業でアパート経営をしている会社員にも融資が行われています。
2種類のアパートローン
不動産賃貸事業者向けの融資や不動産投資用の融資を、総じて「アパートローン」と言いますが、その融資は金融機関の取り扱いスタイルによって、次の2つに分けられます。(1)アパートローン
金融機関によってパッケージ化された融資です。比較的、ローン契約者の年収に審査の軸を置いた融資のため、審査回答が早いのがポイントです。しかしながら、金利は高めとなっています。
(2)プロパーローン
金融機関が融資対象となる物件ごとに審査をする、オーダーメイド型の融資です。物件ごとに多くのチェックポイントを設定し、審査項目が多岐にわたるため審査に時間がかかります。しかしながら、金利は低めとなっています。
アパートローンの借り換えは、毎月の支払い額を減額させる目的で、金利や融資期間を見直す場合が多いため、このプロパーローンの融資への借り換えを目指す傾向が多くあります。
抑えておくべき10のポイント
現在返済中の既存ローンよりも、より良い条件へのローンに借り換える為には、次のようなポイントを抑えておく必要があります。- あなたの居住地と物件所在地は、申し込み先金融機関の営業エリア内か?
- 既存ローンの残り返済期間は、当該物件の法定耐用年数を超えていないか?
- 当該物件が建築された日から35年以内に完済できるか?
- 既存ローンの残高は、申し込み先金融機関の担保評価の範囲内か?
- 申し込み先金融機関が担保評価に採用する評価方法は「積算評価」か?「収益還元評価」か?それともその両方か?
- 既存ローンの直近12か月の返済に遅延が無いか?
- 各種税金の延滞や差押えは無いか?
- 連帯保証人は用意できるか?
- 団体信用生命保険に加入できるか?
- アパートローンの審査対象物件以外に、収入はあるか?