乾燥を断ち切り瞬時にツヤ肌に導く、美容オイル

いくら保湿しても肌が潤いが足りないどころか、どんどん乾燥してしまう……。そんな乾燥スパイラルから抜け出し、ツヤツヤの肌をキープするには、美容オイルの存在が頼りになります。
ツヤ肌の味方、美容オイル

ツヤ肌の味方、美容オイル

私たちの肌は皮脂腺から分泌される皮脂などの油分によって水分の蒸発を防いでいますが、皮脂の分泌量は年齢とともにどんどん減ってしまうため、油分が不足して肌が乾いてしまうのです。

美容オイルは肌を保護して乾燥から守ると同時に、肌を柔らかく整え、ツヤを与えてくれるという特徴があります。さらに、角層の細胞の隙間を埋めている細胞間脂質は油性のものと親和性が高いので、オイルは肌のすみずみまで浸透。溶け込んだ美容成分を肌内部へしっかり送り届ける役割も果たします。

美容オイルは種類によってさまざまな特徴があり、その性質はオイルを構成している脂肪酸の種類や割合によって決まります。また、天然由来のオイルにはビタミンやミネラルも豊富。

上手に選べば、保湿だけでなく、シワやたるみ対策といったエイジングケアや敏感肌ケアも同時に叶います。自分の肌に合ったオイルを見つけましょう!


注目の天然由来美容オイル【植物性オイル編】

天然由来の美容オイルには、植物性のものと動物性のものがありますが、ここ数年特に人気を集めているのは植物性オイルです。


オリーブオイル

オリーブオイルはリッチな質感

オリーブオイルはリッチな質感

オリーブの果実から抽出されたオイルで、植物性オイルの代表格。主成分は、人間の皮脂にも含まれ脂肪酸の中でも保湿力が高いことで知られるオレイン酸。酸化しにくく、比較的リッチな質感が特徴です。乾燥した肌に使うと、皮脂のバランスが整ってしっとり落ち着くのでおすすめです。

※オレイン酸を多く含むオイルは他に、マルラオイル、ツバキ油、アプリコットカーネルオイル(杏仁オイル)などがあります。


アルガンオイル

モロッコの南西部に自生するアルガンツリーの実から抽出したオイル。保湿力や抗炎症作用の高いリノール酸が多く含まれています。リノール酸は本来は酸化しやすいものの、アルガンオイルには抗酸化力の高いビタミンE(γ-トコフェロール)が豊富に含まれるため、酸化しにくく、エイジングケアにも効果を発揮します。比較的ライトな質感なので、乾燥肌から脂性肌まであらゆる肌タイプの人に対応できます。


ホホバオイル

アメリカ南西部からメキシコ北部に自生するホホバの木の実から抽出したオイル。オイルと呼ばれていますが、成分としては液状ワックス(ロウ類)に分類されます。酸化に強いので保存性が高く、扱いやすいのも特徴です。主成分は、人間の皮脂の約25%を占め、肌を保護して潤いを保つワックスエステル。ワックスエステルは経口摂取ができないオイルで、植物性オイルではホホバオイルにしか含まれていません。


米ぬか油

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日本人には馴染みの深い、お米由来のオイル


米の表皮(ぬか)と胚芽から抽出されたオイル。“スーパービタミンE”と呼ばれるトコトリエノールや、ポリフェノールの一種で抗酸化作用の高いγ-オリザノールといった成分が含まれており、エイジングケアに効果的。セラミドと同様の働きを持つ米ぬかスフィンゴ糖脂質も含まれているので、バリア機能が低下した肌にもおすすめです。


マカダミアナッツオイル

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皮膚の若返りを助けるオイルとして人気

オーストラリア原産のマカダミアの種子を搾って採取したオイル。人間の皮脂に含まれ、年齢とともに減少するパルミトレイン酸が含まれているのが特徴です。“若さの脂肪酸”とも呼ばれ、エイジングケアに欠かせないパルミトレイン酸は、シワやたるみの予防に効果的です。


ココナッツオイル

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固まっている場合は手のひらで温めながら肌に伸ばして


ココナッツオイルの種子から抽出されるオイル。食事に取り入れることでブームになりましたが、スキンケアにも効果を発揮します。植物性オイルの中では珍しく飽和脂肪酸の中鎖脂肪酸を多く含み、成分の約半分を占めるのが、母乳にも含まれ、抗菌作用が高いといわれるラウリン酸。20℃以下で固形、20~24℃でクリーム状、24℃以上で液体に変化します。

次ページでは「注目の天然由来美容オイル【動物性オイル編】」について解説します。