一人暮らしの救急車、家の鍵は?一人じゃ無理なことの解決法
救急車。呼んだはいいけれど、助けてもらえないんじゃ困る!
救急車を呼んだけど……
Q:猛烈な頭痛に襲われ、動くことすらできなくなり、手元にあったスマホから必死に救急車を呼んだ。でも、よく考えたら、玄関のドアには鍵がかかっている。救急車が来ても、誰も入ってこれない。もしかして、このまま死んじゃうの……!?
A:
病気や怪我で動けなくなってしまったとき、救急車を呼んだけれど、部屋に鍵がかかっていて救急隊員の人が入ってこられないという事態が想定されます。もちろん身体が動くのであれば、到着時に鍵を開けるか、事前に鍵を開けて待つようにします。
でも、身体が動かせない、または救急車要請後意識を失うといった事態もありえます。そんなとき、どうするのかというと、救急隊員が判断をして、大家さんや管理人、管理会社に連絡をして合い鍵を持ってきてもらったり、場合によっては消防や警察と協力することで隣家のベランダから入ったり、鍵や窓、ドアを壊して、部屋に入ってくることもあります。
というわけで、一人暮らしで救急車を呼んだのに、誰にも助けてもらえないという心配はしなくても大丈夫です。ただし、設備を壊して入ってきた場合、その修理の費用は救急車を呼んだ側の負担になるそうです。でも、命が助かっただけでもヨシとしないといけないですね。
急な病気、薬も食べ物も飲み物もない!
それでなくても心細い一人暮らしの病気。薬も食べ物もないんじゃ、もっと不安!
急に高い熱が出てしまった。薬がほしいけれど、用意していない。冷蔵庫の中には食べ物も飲み物も何もない。でも、買い物に行く気力もない。困った……。
A:
救急車を呼ぶほど緊急ではないにしても、一人暮らしでは体調を崩すと、とてもしんどく不安なものです。急な事態に備えて日頃から用意しておくというのが大事ですが、万が一の備えにまで、なかなか手が回らないこともあります。そんなときに利用したいのがネットスーパーです。
地域や日時などにもよりますが、その日のうちに配達してくれるところも多く、食品や日用品だけでなく、風邪薬など簡単な市販薬が買えるところまであります。病気や怪我などのときに限らず、一人では持てない重たいものを買いたいときにも知っておくと便利。それぞれのネットスーパーによって、配達時間や配送料、配送エリアなどが異なるので、自宅から使えるネットスーパーを調べて、必要に応じて、すぐに使えるよう登録などを済ませておくと安心です。
■イオンネットスーパー:医薬品も購入可能。また不在時でも玄関前等に商品を置いてもらえる「置き楽」があるので、寝込んでいて応答できなくても安心。
■イトーヨーカドーのネットスーパー:商品を届ける前に事前にメールで知らせてもらえるので、対応しやすい。
■西友ネットスーパー:値段が安いのが魅力。いくら病気や怪我の非常時とはいえ、無理なく買える値段が嬉しい。
ガスを消し忘れたかも
うっかりガスの消し忘れ。一人暮らしじゃ確認してもらう術がありません
外出先でガスを消し忘れたかもしれないと気づいた。慌てて帰ったとしても、かなり時間がかかる。どうしよう。
A:
ガスのつけっぱなしで万が一火事にでもなってしまったら……と思ったら、いてもたってもいられなくなるものです。でも、まずは冷静になって、家のコンロの機能を思い出してみましょう。長時間ガスをつけっぱなしになっていたり、乗せていた鍋の温度やグリル庫内の温度が高くなりすぎたりすると、自動的に消火するような安全機能がついたコンロも多くあります。お使いのコンロがそのタイプであれば、とりあえず落ち着いて行動しても大丈夫です。
そういったタイプでなく、やっぱり心配でどうしようもないという場合は、大家さんや管理会社に連絡をしてみましょう。事情を説明すれば、合い鍵を使って部屋の中を確認してくれることもあります。また、近所に頼める家族や友人などがいる場合は、部屋に入れなくとも、屋外にあるメーターガス栓を閉めてもらえば、ガスは消えます。
普段からこういったミスが多い人は、ガス会社が行う消し忘れ確認サービスを利用するのもひとつの手です。ガスの消し忘れの確認や遠隔でガスを止めるなどができる東京ガスの『マイツーホー』、大阪ガスの『るるるコール』といったサービスがあります。利用料はかかりますが、安心料として支払うのもアリかもしれません。
一人では粗大ごみが捨てられない
重たいタンス…邪魔だから捨てたいけれど、一人でマンションの前まで持っていくのは無理
家具を買い替えることになり、大きなタンスを捨てることになった。部屋は階段のあるアパートの二階なので、女性一人ではとても一階まで運べない。どうやって捨てたらいいの?
A:
ゴミの回収は、基本的にどの自治体でも指定場所まで自分で運ぶというのがルールです。一人暮らしの高齢者や体の不自由な方などは自治体で対応してくれる場合もありますので、相談してください。
では、若いけれど、力のない女性はどうしたらいいのかというと、いくつかの方法が考えられます。まずは家具の買い替えであれば、購入した店舗で元の家具を引きとってもらえないか相談してみること。購入と同時に不要な家具を引きとるサービスを行っている店舗は多くありますので、最初からそういったお店から買うことを選択するのもひとつの手です。
また、まだ使えるものであれば、リサイクルショップなどで査定をしてもらい、売ってしまうという方法もあります。大したお金にならなくても、そもそが捨てるものであるなら、値段は気にならならないはずです。売り物にならないものであれば、不用品回収業者に回収を依頼すると、自治体よりもスピーディで自分の負担軽く捨てることが可能です。お金は自治体よりもかかることが多いですが、休日などでも自分の都合で依頼ができ、また運ぶ手間も省けるというメリットがあります。
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