悲劇のヒロインを抜け出したい! 無意識の罠とは?
あなたはわざと目標達成しないのかも
あなたは、「変わりたい!」「ゴールを達成したい!」と考え、そのための上昇志向を発揮し、努力をしていることでしょう。しかし、なかなか目標達成できず、はがゆい想いをしているかもしれません。多くの相談者がそうですし、私自身もそうした状態になることがあります。
そんなときにオススメしたいのが、自分自身が「ある罠」にハマっていないかチェックをすることで、状況を打破する方法です。
「努力しているのに願いが叶わない」は本当?
頑張っているのに目標達成できない。その理由は、あなたにあるのかもしれない。
「えっ? そんなの本当に決まっているじゃん!」と答える人もいるでしょう。別に、いじわるや冗談を言っているのではありません。
なぜこなことを言うかというと、私たちは誰しも、『特別な存在でいたい』という願望があります。これがあなたのブレイクスルーを止めているかもしれません。
「孤独なヒーロー」や「悲劇のヒロイン」の思考こそ罠
他人と比較してしまう心理
そんな窮地に立ったとき、簡単にあなたを「特別な存在にする方法」があります。
それが、「絶対に成功しない私」を演じること。実は、これがあなたのブレイクスルーを止める罠のひとつです。
つまり、『特別な存在でいたい』という願望が簡単に満たされるのですから、そこから、ブレイクスルーして抜け出す必要がなくなるのです。
なかには、「あぁ、神様。やっぱり私は幸せになれない運命かもしれない!」などと、自分で自分の運命を決定づけようとする人もいます。つまり、マイナス方向に、特別な自分を演じ、なりきることで満たされているのです。
「なぜそこまでして特別な存在になろうとするんだ?」と疑問に思ったり、「そんな人はめったにいないだろう」と思うかもしれません。
でも、考えてみると、「ヒーローは孤独である」「悲劇のヒロイン」という言葉を聞いたことがあるはずです。パートナーシップに関する、自分を「選ばれし存在」だということを正当化するフレーズは昔からたくさんあり、実はよくあることなのです。
解決法は、あらゆる「特別感」を手放すこと!
手放せれば、HAPPYEND!
では、どうやってそこから抜け出せば、いいのでしょうか。
まず、特別感を得ようとする人は、「他人と比べて劣っていたくない」という思いが根底にあります。マイナス方向の「私は成功しない運命だ!」、プラス方向の「私だけは絶対に成功する!」、どちらの場合も、「他人よりも特別かどうか」という不幸なレースにエントリーし続けているのです。そんなときはこんなふうに考えてみてください。
あなたは時計のブランドと言えば、何を思い浮かべますか? 例えば、「ロレックス」が思い浮かんだ人にとっては、ロレックスは特別なブランドなのでしょう。しかし、時間を正確に知ることができる機械というカテゴリーでは、どのブランドもあまり変わりません(特別ではない)。ロレックスもその他のブランドのものも、ただの同じ時計に過ぎないのです。
その点では、物質も、人間も、同じです。
あなたと他人は、もともと「異なる存在」です。そして、同時に「同じく可能性を持った存在」です。成功しても、しなくても、もとから誰もが「特別な存在」である。そして、誰もがプラスとマイナスの方向にも自由に進める、「特別ではない」、自由な可能性を持っている存在です。
誰しも「特別な部分」と「特別でない部分」を同時に持っています。そして、誰かにとっては特別な存在であると同時に、特別ではない存在なのです。
それが分かれば、自分の思考の殻をやぶり、恋愛でもブレイクスルーをしやすくなりますよ。
【関連記事】