まずは「情緒的サポート」だけで気持ちに寄り添ってもらう!

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そばにいなくても、困っている人を支えることはできる

とはいえ、急に大きな頼み事をするのは気が引けるという人は多いでしょう。そんな人は、困ったときにはまず自分の「気持ち」に寄り添ってもらうだけのサポートを誰かに求めてみましょう。こうした援助を「情緒的サポート」と言います。

つらいとき、苦しいときに話を聞いてくれる人がいて、気持ちを受け止めてもらえれば、それだけで力が湧きだし、気持ちが前向きになれるものです。実際、誰かがそばにいてくれるだけで、不安な気持ちが落ち着いた経験を持つ人は多いと思います。

とはいえ、長時間、数多くの情緒的サポートを求めると、それはそれで相手の負担になってしまうかもしれません。「週に1回1時間程度、話を聞いてもらう」「週末に一緒にご飯を食べるお願いをする」など、お互いのちょうどいい時間や方法を決めておくと、負担なく気持ちのよいサポートを受けることができるでしょう。

さらに求めるのは「情報的サポート」? 「道具的サポート」か?

情緒的サポート以外に必要なサポートは、それぞれの状況によって異なります。自分で動く余裕がある人は、「情報」さえ手にできれば、それを手掛かりに自分自身で行動することができます。その余裕がない人は、誰かの「手」を借りて足りないものを補ったり、必要なものを手に入れたりする必要があります。

このように、自分が求める「サポート」はどんなものなのか、まずは明確にしておきましょう。

前者のような「情報的サポート」が必要であれば、「○○について何か情報が分かったら知らせてほしい」などと周りに声をかけておくだけでもよいのです。情報を入手しやすい状態にすることで、ぐっと事態が改善することがあります。後者のような「道具的サポート」が必要であれば、何に困っていて、どんなサポートを求めているのか、サポートの頻度や回数の希望を伝え、明確に打ち合わせられるようにするといいでしょう。

日本人にありがち? つい「すみません」を連呼する前に……

ところで、私たち日本人は、人に助けてもらうとつい「すみません」と言ってしまいうようです。しかし、助けを得ることは、謝罪するようなことでしょうか? 助けがほしいときには、「助けていただけますか?」と、自分の希望を伝える習慣。助けてもらえたときには「ありがとう」「助かりました」と気持ちよくお礼を言える習慣が必要なのではないかと思います。

つらい状況でも一人で頑張ろうとする精神は尊いものです。しかし、自分の力だけではどうにもならない瞬間は、人生の中で何度か訪れます。そうしたときに、ダウンしてしまう前に速やかに、上手に助けを求められる人になれるように、日頃から「助けを求める力」を高めておくことが大切です。

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