歴史的なロマンがあふれる3エリアで街歩き

江戸に幕府が開かれると埼玉のエリアは、防衛や生活必需品の生産、物流などで重要な役割を担うようになりました。川越や小川町は江戸時代以来の歴史や文化が保存されています。そればかりでなく、行田には古墳時代の巨大な遺構が残されています。

蔵の街並が残る「小江戸」/川越

「小江戸」川越に残る蔵の街並

「小江戸」川越に残る蔵の街並

池袋から東武東上線で30分あまりの川越は、小江戸とも呼ばれています。一番街商店街を中心に蔵の街並が保存されています。江戸時代には物流の拠点となっていたのです。厚い黒色の壁、大きな鬼瓦、高い棟に、どっしりとした風格が漲ります。蔵の街並を歩くと江戸時代にタイムスリップしたかのような錯覚に襲われます。長い年月、城下町に時を告げ続ける街の中心の「時の鐘」の響きは、「残したい日本の音風景100選」に選ばれています。
江戸時代から時を告げ続ける時の鐘

江戸時代から時を告げ続ける時の鐘

<DATA>
時の鐘
住所:埼玉県川越市幸町15-7

埼玉県名の由来となった場所/さきたま古墳公園(行田市)

9つの墳丘が並ぶさきたま古墳公園

9つの墳丘が並ぶさきたま古墳公園

県北に位置する行田市は、埼玉県名発祥の地です。5世紀末から7世紀にかけて巨大な古墳が行田市内に次々に造営されたのです。古墳時代に創建されたと伝わる前玉(さきたま)神社近くには、9つもの墳丘が平らな土地に盛り上がりを見せています。総面積約27ヘクタールの緑地は「さきたま古墳公園」として整備されています。現在、「埼玉古墳群-古代東アジア古墳文化の終着点-」として世界遺産への登録を目指しています。

<DATA>
さきたま古墳公園
住所:埼玉県行田市埼玉4834
電話:048-559-1111
アクセス:秩父鉄道行田市駅前から観光拠点循環バス右回りに乗車「埼玉古墳公園前」停下車徒歩約2分
地図

⇒さきたま古墳公園について、詳しくは『歴史ファン必見の9つの古墳群「さきたま古墳公園」』の記事をご確認ください。

世界文化遺産に触れる/東秩父村和紙の里

細川紙の製法を実演してくれる東秩父村和紙の里

細川紙の製法を実演してくれる東秩父村和紙の里

約1300年前から秩父地方で作りつづけられている細川紙が、2014年にユネスコの無形文化遺産に登録されました。傾斜が多く水田には向かない秩父地方では、和紙の材料、楮(こうぞ)が盛んに栽培されてきました。これに里山を縫う槻川の清流が、和紙作りを支えたのです。東秩父村和紙の里では、伝統製法の実演を見るばかりではなく紙づくり体験もできます。世界文化遺産を実感することは、かげがえない経験となるに違いありません。

<DATA>
東秩父村和紙の里
住所:埼玉県秩父郡東秩父村大字御堂441
TEL:0493-82-1468
アクセス:小川町駅より路線バス白石車庫・皆谷行きに乗車、和紙の里バス停下車徒歩約3分
地図

⇒東秩父村和紙の里について、詳しくは『無形文化遺産に登録「細川紙」に触れる小川町散歩』をご確認ください。

最後に……山あり川あり、大自然でアウトドア/秩父・長瀞

長瀞岩畳で楽しめるラフティング

長瀞岩畳で楽しめるラフティング

県北西部には秩父山系が繋がる中を荒川が流れ、数々の景勝地を作り上げています。長瀞の岩畳近くでは川下りの船やラフティングでアウトドアを楽しむことができます。夏には宝登山神社参道沿いの阿佐美冷蔵には長い行列ができます。お目当ては天然氷で作るかき氷です。

秩父にはアクティヴな時間を過ごす人ばかりでなく、静かな時を過ごす人も数多く訪れています。エリア内に34か所の観音霊場が点在し、秩父札所巡りをするのです。

⇒秩父・長瀞について、詳しくは『秩父・長瀞のおすすめ1日観光コース』の記事をご確認ください

並んででも食べたい長瀞の天然氷で作るかき氷

並んででも食べたい長瀞の天然氷で作るかき氷


秩父三十四観音霊場の一つ慈眼寺

秩父三十四観音霊場の一つ慈眼寺


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