ライン下り、ロープウェイ、動物園……長瀞は1日観光にもってこい

観光客であふれる長瀞駅前

観光客であふれる長瀞駅前 

埼玉県の秩父盆地に位置する長瀞(ながとろ)は、1日観光にもってこいの場所です。ライン下りやラフティング、キャンプもできるウォーターパークとして楽しめ、静かに休日を過ごしたい場合も由緒正しい宝登山神社での神聖な雰囲気を満喫できます。

さらにロープウェイで宝登山に登れば秩父盆地の全景が眼下に広がり、宝登山小動物園で動物とのふれあいを楽しむこともできます。行列ができる人気かき氷店は、絶対に食べて帰りたい長瀞名物のひとつ。

今回はそんな様々な魅力にあふれる秩父・長瀞の楽しみ方をご案内いたします。

荒川沿いは水をテーマとしたウォーターパーク

長瀞ライン下りの中継ポイントの岩畳の河原

長瀞ライン下りの中継ポイントの岩畳の河原

長瀞という地名には、町の東部を流れる荒川の特徴が織り込まれています。「瀞」は川の流れが緩やかなことを意味し、長瀞では渓谷に沿って荒川が静かに流れます
荒川沿いの岩畳の秩父赤壁

荒川沿いの岩畳の秩父赤壁

広々とした荒川の河川敷には爽やかな風が吹き抜け解放的。水の流れを眺めながら踏みしめる岩は、少し赤みを帯びています。黒色片岩中の鉄分が酸化した「秩父赤壁」です。その正面には、「岩畳」と呼ばれる変成岩帯があり、自然が作り出したアート作品が、川の向こう岸に広がります。

長瀞ライン下り

長瀞ライン下りAから見る荒川

長瀞ライン下り(Aコース)から見る荒川

長瀞の観光で最も人気があるのは「長瀞ライン下り」です。川下りのコースは、岩畳を中心として上流と下流の2つに分けられ、各々約3キロの乗船区間を20分足らずで下ります。

荒川の両岸には変成岩の変化に富んだ姿が切れ目なく繋がり、川の流れを肌で感じながらのんびりと自然美を楽しむことができます。とはいえ、川の流れは静かなところばかりではなく、各々のコースに「小滝の瀬」、「大河瀬」という急流スポットもあります。のんびりムードとドキドキ感を同時に味わえるのです。
荒川を下る長瀞ライン下りBの船

荒川を下る長瀞ライン下り(Bコース)の船

川下りの船には一度だけではなく、季節を変え繰り返して乗る人も数多くいます。秩父の渓谷は春の新緑から秋の紅葉まで四季折々の彩りに包まれます。船から季節感をたっぷりと感じることができます。
秋には紅葉の彩りに包まれる岩畳の河原

秋には紅葉の彩りに包まれる岩畳の河原

また、高砂橋から上長瀞に向かって荒川の西岸沿いを走る北桜通り、南桜通りは、初春には約4キロにわたって切れ目ない桜のトンネルとなります。
初春には桜のトンネルが延々と続く北桜通り

初春には桜のトンネルが延々と続く北桜通り


■長瀞ライン下り
住所:埼玉県秩父郡長瀞町長瀞489-2
TEL:0494-66-0950
営業期間:3月上旬~12月上旬
営業時間:9:00~16:00
料金:料金:Aコース1600円、Bコース1600円、全コース:3000円
駐車場:あり
ホームページ:http://www.nagatoro.gr.jp/shisetsu/nagatoro-line/
地図情報

長瀞の季節の景観は、記事「長瀞の桜並木が美しい!エリア別見ごろ情報」「秋の絶景!埼玉・長瀞、紅葉×宝登山×荒川の共演」で紹介しています。

ラフティング

水しぶきをあげて急流を下るラフティングのボート

水しぶきをあげて急流を下るラフティングのボート

荒川でアクティブに過ごすために、ラフティングに挑戦する人も多くいます。小さなゴムボートで水しぶきをあげて急流を下ると気分爽快です。
長瀞undefined観光undefined日帰りundefinedコースundefinedラフティング

ライン下りの船とラフティングボートが交差する岩畳


オートキャンプ場

他にも河原には上長瀞オートキャンプ場、長瀞オートキャンプ場などのキャンプ場でバーベキューを楽しむことができます。長瀞の荒川沿いは様々なアクティビティにチャレンジできる水をテーマとしたウォーターパークなのです。
長瀞オートキャンプ場でのバーベキュー

長瀞オートキャンプ場でのバーベキュー


岩畳通り商店街

長瀞駅と岩畳を繋ぐ岩畳通り商店街

長瀞駅と岩畳を繋ぐ岩畳通り商店街

長瀞ライン下りの中心スポットから長瀞駅までの通りには、左右に土産物店や飲食店が隙間なく埋め尽くしています。レトロ感が漂う道を歩きながら、ショッピングや食事をすることができます。

季節ごとに表情を変える神聖な空間、宝登山神社

毎年大勢の初詣客が押し寄せる宝登山神社の本殿

毎年大勢の初詣客が押し寄せる宝登山神社の本殿

長瀞駅を挟み、荒川と反対の西側には小高い山がそびえます。『日本書紀』によれば、東征のために宝登山を訪れた日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が山頂を目指す途中、山火事に襲われてしまいます。

ところが、突然2頭の巨犬が現れ、火を消します。犬たちは神の使いと信じられ、この山は「火止山(ホドヤマ)」と呼ばれるようになり宝登山(ほとさん)神社の社殿が建立されたと伝わります。

「宝の山に登る」という縁起の良さから、実は年間100万人の参拝者が訪れる人気スポットでもあります。山の深い緑を背景に権現造りの本堂が、風格をもった姿で浮かび上がります。
本殿と二の鳥居を結ぶ階段を包む秋の紅葉

本殿と二の鳥居を結ぶ階段を包む秋の紅葉

「二十四孝」など欄間に施された数多くの彫刻も見物です。新年には初詣客で埋め尽くされる境内は、春には新緑、秋には紅葉で包まれます。

■宝登山神社
住所:埼玉県秩父郡長瀞町長瀞1828
TEL:0494-66-0084
ホームページ:http://www.hodosan-jinja.or.jp/
地図情報

詳しくは“埼玉・宝登山神社 年間100万人が訪れるパワースポット”で紹介しています。

一年を通して四季折々の彩りに包まれる宝登山

宝登山ロープウェイ山麓駅

宝登山ロープウェイ山麓駅

宝登山神社の南から緩やかな坂道を登ると、宝登山ロープウェイの山麓駅に突き当たります。ロープウェイに乗れば、約5分で宝登山の山頂です。
宝登山頂からの光景

宝登山頂からの光景

標高497メートルの山頂から眼下を眺めると、秩父盆地の奥行きの深さに気づきます。山頂駅付近には梅百花園、つつじ園などが整備されています。初春から初夏の時期に一斉に開花すると、とても色鮮やかです。秋の紅葉、冬の雪景色も魅力的な景観です。
初春には紅白に彩られる宝登山梅百花園

初春には紅白に彩られる宝登山梅百花園


■宝登山ロープウェイ
住所:埼玉県秩父郡長瀞町長瀞1766-1
TEL:0494-66-3421
料金:12歳以上:片道480円,往復820円;6歳以上:片道240円,往復410円
ホームページ:http://www.hodosan-ropeway.co.jp/
詳細は宝登山ロープウェイ公式ホームページを確認
地図情報

宝登山小動物園で動物と触れ合いコミュニケーション

宝登山小動物園の正面

宝登山小動物園の正面

宝登山の山中では、植物ばかりでなく動物に出会うこともできます。山頂駅から山道を約7分歩けば宝登山小動物園があり、広々としたサル園では、数多くのニホンザルが自由に走り回っています。
宝登山小動物園のサル園

宝登山小動物園のサル園

サル園の周囲には、シカ、ヤギ、ウサギ、クジャク、タヌキ、ブタなども放し飼いにされています。動物に触れながらコミュニケーションをとれるため家族連れに大人気。シカやヤギと仲良しになると、帰れなくなってしまうかもしれません。
宝登山小動物園のヤギ

宝登山小動物園のヤギ

子どもにつられて私もヤギに触ってみましたが、柔らかな毛並がフワフワしていました。

■宝登山小動物園
住所:埼玉県秩父郡長瀞町長瀞2209-6
TEL:0494-66-0959
営業期間:年中無休
営業時間:9:40~16:30
料金:中学生以上:430円,3歳以上:220円
ホームページ:http://www.chichibu-railway.co.jp/nagatoro/zoo.html
詳細は秩父鉄道公式ホームページを確認
地図情報

行列が絶えない天然氷のかき氷店・阿左美冷蔵

長瀞undefined観光undefined阿左美冷蔵undefinedカキ氷

金崎本店の果汁スペシャル(イチゴ・レモン)

1日観光には、食事などのグルメも欠かせないもの。長瀞駅から宝登山に向かう参道の北側に、行列が絶えない店があります。
行列が絶えない阿佐美冷蔵

行列が絶えない阿佐美冷蔵

店を取り囲む人が待ち望んでいるものは天然氷を削ったかき氷。阿左美冷蔵では1890年の創業以来、宝登山の源流水を凍らせた天然氷でかき氷を作っています。
窓越しに店の外からでも確認できるてんこ盛りのかき氷

窓越しに店の外からでも確認できるてんこ盛りのかき氷

シロップには蔵元秘伝のみつや、果汁、ミルクなど豊富なメニューを揃えています。長い時間待った後に、てんこ盛りのかき氷が出てくると自然に笑顔が漏れ出すことでしょう。

■阿左美冷蔵
住所:埼玉県秩父郡長瀞町大字長瀞781-4
TEL:0494-66-1885
公式ブログ
アクセス: 秩父鉄道長瀞駅より徒歩約3分
地図情報

阿左美冷蔵については、「長瀞・阿佐美冷蔵 行列のできる天然かき氷のお店へ」で詳しく紹介しています。その他のグルメ情報は「長瀞のご当地グルメ!ランチ利用におすすめ10選」をご覧ください。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。