夏休みには4時間待つことも! 話題のかき氷屋・阿佐美冷蔵

頭上から厳しい陽ざしが照りつける夏には、冷たい物に手が伸びてしまうものです。かき氷は夏の風物詩であることに変わりはありませんが、全国各地に専門店がオープンし夏限定の食べ物ではなくなっているようです。

行列が絶えない阿佐美冷蔵の寳登山道店

行列が絶えない阿佐美冷蔵の寳登山(ほどさん)道店


埼玉県・長瀞の阿佐美冷蔵は夏休みシーズンには待ち時間が4時間近くなるばかりでなく、冬でも行列ができるかき氷専門店としてメディアでも多く取り上げられている話題のお店。

行列が絶えない阿佐美冷蔵の金崎本店

こちらも行列が絶えない 阿佐美冷蔵の金崎本店


人気の秘密は秩父の天然氷!

人気の秘密は秩父の天然氷を使っていることです。阿佐美冷蔵は1890年に製氷業として創業して以来、宝登山の沢の一角に設けた氷池に伏流水を引き、自然の気候を利用して氷を作り続けています。毎年10月上旬から池を整備し、12月中旬から結氷が始まります。氷の成長は1日約5ミリで、採氷には1ケ月前後の期間を要します。

氷池から手作業で切り出された天然氷は、マイナス6度前後の環境に整えられた保冷室で保管されます。天然氷は長瀞付近の飲食店などに卸売りされる他、阿佐美冷蔵の2つの直営店に行けば正真正銘の自然のかき氷を食べることができます。

長瀞のメインストリート添いの寳登山道店

埼玉県では屈指の観光エリア長瀞のメインストリート、宝登山神社の参道に沿っていつも行列が繋がるのが、阿左美冷蔵の寳登山道店です。大きな窓と白い漆喰が囲む外観は周囲ののどかな風情に溶け込み、2009年度には埼玉県の彩の国景観賞に輝きました。細長い空間に一列にテーブル席が整列しているため、周りの人が気になることはなく落ち着いた雰囲気が漂います。

彩の国景観賞に輝いた寳登山道店の外観

埼玉県の美しい景観を表彰する彩の国景観賞に輝いた寳登山道店の外観


カフェのような寳登山道店の中

カフェのような寳登山道店の中


緑豊かな田園風景に包まれる金崎本店

長瀞から秩父鉄道で1駅の上長瀞駅から徒歩約3分のところに、金崎本店があります。昔ながらの茶屋の情緒が感じられるお店には、小石が敷きつめられた中庭の木陰にテーブルが並べられています。

茶屋のような外観の金崎本店の玄関

茶屋のような外観の金崎本店の玄関


小石が敷きつめられた中庭に客席が並ぶ金崎本店

小石が敷きつめられた中庭に客席が並ぶ金崎本店


柔らかくてなめらかな口当りの天然氷

両方の店舗でかき氷の材料に使っているのは、もちろん宝登山の天然氷です。かき氷機を覗くと、薄くスライスされた氷がヒラヒラと舞い落ちています。皿の角度を巧みに変えるだけで崩れることなく、綿帽子のようなてんこ盛りの氷の山が完成します。

寳登山道店のかき氷機から舞い落ちる薄くスライスされた天然氷

寳登山道店のかき氷機から舞い落ちる、薄くスライスされた天然氷


氷の山とシロップは別々に運ばれてくるため、食べながら味のコントロールをすることができます。氷だけを口に運んでみると、ふんわりと柔らかくてなめらかな口当りです。頭にキーンとくることもありません。

金崎本店で出される綿帽子のような氷の山

金崎本店で出される綿帽子のような氷の山


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