写真写りがアップ! 美肌ライティングで肌も表情も劇的に美しく
写真写りがアップ! 美肌ライティング
<目次>
【室内編】キングオブライティングは「窓際×自然光」
日中、室内で写真を撮る時は柔らかな自然光が入る場所を選びましょう。レースのカーテンごしであれば、太陽の光が適度に和らぎ、ナチュラル美肌な写真に仕上がります。レフ板効果もあるので、肌の色も飛び過ぎず表情がきれいに!夜に撮る場合は、蛍光灯を避け白熱灯を探しましょう。少しオレンジ味がかった白熱灯(電球色)は、肌の色をきれいに見せてくれます。食べ物がおいしそうに見えるのも白熱灯のレストランですよね。
一方、青白いタイプのLED照明や蛍光灯は、顔色が青白くみえてしまったり、肌あれを目立たせてしまうこともあるので、要注意です。
【屋外編】晴天、曇りどっちがベスト?
■直射日光の当たる晴天はNG 天気が良い日は絶好の撮影日和と思われがちですが、直射日光の下だと顔の陰影が強く出すぎ、目の下にクマのような影が入ってしまうのでNGです。むしろ曇りくらいの天気のほうが、太陽光がやわらぐので写真写りが良くなります。■晴天の日は日陰をチョイス 真夏など日差しが強い時は、日陰を探して撮るようにしましょう。屋根があれば強い太陽光も、やさしい光となり細部までキレイに写るのでオススメ。顔にキツイ影が出るのを防ぎ、気になるくすみは飛んで、肌の質感も滑らかに写り一石二鳥。
プロカメラマンのテクで美肌度さらにアップ!
プロカメラマンが撮影に使用するレフ版や補助ライトを、手持ちのアイテムで手軽に代用しちゃいます。■テーブルに白いハンカチを置いてレフ版代わり レフ板は白い布などで照らすことで顔の影を消し、血色を良く見せる効果があります。膝よりも高い位置にあるテーブルに置く方が、より反射して美肌効果もアップ!
■携帯電話のライトを補助光として、あご下から当てる プロカメラマンは、トップライトだけだとクマなどが目立ってしまうので、アッパーライトとして下からも光を当てています。携帯電話のライトをアゴ下に光が当たるくらい離して点灯すると、顔の気になる影もスッキリ無かった事にできますよ。
写真写りを左右する「洋服の色と形」
服の色と形によっても、写真写りの印象は大きく変わります。痩せて見えるイメージがある黒い服も、写真撮影の際は慎重に!NG:黒・タートルネック
黒は顔周りを暗く見せてしまうので、優しい印象で写りたい場合には避けましょう。首周りがつまったタートルネックも、顔を大きく目立たせてしまいます。
OK:白・Vネック
白など明るめの色を着ると、レフ板効果で光を反射して顔が明るく健康的に写ります。小顔効果を狙うなら、首周りが適度に空いたVネックがベスト!
教えてくれたのは……
都内レンタルスタジオに勤務し、写真の基礎を学ぶ。1998年、フォトグラファー恩田義則氏に師事し、2001年に独立。クライアントにDocomo、野村不動産、マガジンハウスなどを始め多社を抱え、現在は雑誌、企業広告、建築、ポートレート、ビューティなどを撮影し、フリーで活動中。