食事ダイエット/炭水化物ダイエット

ダイエット中にラーメンを食べてしまった!おすすめのリセット方法

「ダイエット中にラーメンを食べてしまった……。」そんなときに役立つ、おすすめのリセット方法をご紹介します。男性も女性も「ついつい食べ過ぎて、糖質のカロリーもオーバーしてしまったかも……。」という方は、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。

浅尾 貴子

執筆者:浅尾 貴子

食事ダイエットガイド

ダイエット中にラーメンを食べてしまった!おすすめのリセット方法

ラーメンで太らない方法

「ラーメン大好き!」という方はとても多いもの。普段なら我慢できるのに、お酒を飲むとついつい〆のラーメンを食べてしまって翌朝後悔する、といった話も良く聞きます。ラーメンにはどんな成分的特徴があるのか、何がいけないのかを知り、どうやってリセットしていくのかを知っておきましょう!
 
<目次>
 

ダイエット中にラーメンを食べてしまったら……まずは栄養価を知ろう

主なラーメン1杯のカロリー、炭水化物量、脂質(脂肪分)、塩分、食物繊維量は次の通りです。味によっても大きく変わるので、ご自身で良く食べるラーメンをチェックしてみてください。特に炭水化物、脂質、塩分の数値に要注目!

・とんこつラーメン……661kcal、炭75.6g、脂21.0g、塩6.5g、繊4.7g
・みそラーメン……532kcal、炭78.5g、脂11.6g、塩6.3g、繊5.8g
・醤油ラーメン……486kcal、炭73.6g、脂9.5g、塩6.0g、繊3.7g
・塩ラーメン……444kcal、炭70.8g 脂8.4g、塩6.9g、繊4.9g
・チャーシューメン(3枚程度)……551kcal、炭76.0g、脂12.4g、塩6.9g、繊3.7g
・ワンタンめん……636kcal、炭102.7g、脂10.2g、塩6.1g、繊4.8g
・タンメン……546kcal、炭76.9g、脂15.4g、塩6.4g、繊6.9g

※数値はあくまでも参考のための標準値であり、店舗等の商品によって数字は異なります。
数値参照:女子栄養大学出版部『毎日の食事のカロリーガイド』2014
 

ラーメンはなぜ太る?

熱々を勢い良くすすったり(早食いのモト)、お酒の〆で頼んだり、餃子や唐揚げを一緒に食べてしまったり(食べ過ぎのモト)……、美味しいラーメンはダイエット中の人にはなかなか手強い存在ですよね。
では、具体的に太る原因を見てみましょう。

■適量ギリギリラインの炭水化物量(糖質)
炭水化物は食物繊維と糖質の合計値です。近年「糖質を減らして脂肪をつけない」というダイエット法が人気でもあるなか、ラーメンは糖質がしっかりと入っている料理。例えば男性が1日1800kcalを摂取して健康的なダイエットを目指す場合なら(カロリーの50%は糖質から摂る)、1食に換算すると炭水化物約75g程度が適量となります。ラーメン1杯の炭水化物はちょうどその量。ラーメンだけでも制限ギリギリの値になるので、一緒に餃子を食べたり、お酒のシメに食べたりすると完全に糖質オーバーになってしまいます。食べ合わせにはくれぐれもご注意を。

1日の塩分量をなんと1杯で!
様々な生活習慣病の原因になってしまう塩分の摂りすぎ。1日あたり、男性8.0g未満、女性7.0g未満が目標です。したがってラーメン1杯を食べると1日分の塩分を1杯でほぼとってしまうことになってしまいます。

脂質(脂肪分)も摂りすぎになりがち!
1日1800kcalの健康的なダイエットをする場合は、脂質の上限は20%まで。1食に換算すると約13g程度しか摂れません。そうすると脂多めのラーメンの場合は1食で脂質もオーバーしてしまいます。
 

ラーメンを食べても太らないコツとは?

1. ラーメン&餃子では炭水化物の摂り過ぎに!
1杯のラーメンを1食として食べるだけならさほど糖質面の問題はありません。ただし、お酒とつまみを食べた後の〆のラーメンや、ラーメンと一緒に餃子やチャーハンを注文、といった食べ方は糖質オーバーになるので控えましょう。

急激な血糖値上昇を防ぐためには、食物繊維の多い野菜を一緒に食べるのも一つの手。タンメンのように野菜がトッピングされ、食物繊維量が多めのラーメンは血糖値上昇を抑えてくれます。また、食べるのが早い方も要注意。早食いによる急激な血糖値上昇は糖尿病のリスクを高めます。良く噛んで食べるためにも野菜入りは有効です。

2. スープを飲み干したら塩分オーバー!
スープには全体の約3/4量(5g程度)もの塩分が含まれています。塩分対策には、やはりスープを残すということが重要です。また、野菜や果物に含まれるカリウムは余分な塩分の排出を促進してくれるので、他の食事の中で積極的に食べるようにしましょう。

そもそも日本人の多くは、食文化や習慣、嗜好等の背景から、既に塩分のとりすぎが心配な状況。過剰な塩分摂取は血管を傷つけて心臓や腎臓への負担を高めてしまいます。重篤な病気になる前に日々少しずつ気をつけましょう。

3. トッピングのチャーシューや追加の餃子に脂質がたっぷり!
脂質の摂りすぎも生活習慣病のモト。残念ですが、多すぎるチャーシュー、追い脂、追加餃子……などは控えましょう。また、スープに10~15g程度の脂質が含まれるので、スープを残すことも塩分対策とともに減油効果はあります。

油脂が気になるときは、食物繊維を含む野菜や海草類やキノコをトッピングしたり、カテキン類やポリフェノールなどを含む機能性のあるお茶類を一緒に飲む事も良いでしょう。
 

ラーメンを食べてしまったときのリセット方法まとめ

カロリーをリセットするには?

カロリーをリセットするには?

ラーメンは1杯を1食とするのなら、カロリーや糖質については適量です。でも問題は、一緒にチャーハンやギョーザを頼んだり、飲み会の〆にラーメンを食べてしまうことなんです。糖質が過剰だと血管の老化を早めて様々な生活習慣病の元凶となってしまいます。食べてしまったらその後の食事で過不足を調整しましょう。

ラーメンの糖質による悪影響をおさえるために、炒め野菜や多めのねぎなどをトッピングしたり、更に野菜料理を添えたり、前後の食事で”野菜多め”を心がけることが大切となります。更には前後の食事は和食中心にしたり、ファストフードやフライなどの揚げ物といった脂質を控えることや、うどんや蕎麦など麺類や味の濃いものを避けるなどして、塩分の少ない食事を心がけることも重要です。また、食事の際にはどんな料理でも良く噛んで食べましょう。食事時間が10分未満という人は、急激な血糖値上昇が習慣化されている恐れもありますので要注意です。

糖尿病などの生活習慣病になってしまうと、好きなラーメンも本当に食べられなくなってしまいます。そうなる前に、毎日少しずつの節制をする心がけが大事ですよ。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ダイエットは個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して体調不良を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮したうえで、正しい方法でおこなってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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