保育士試験は平成28年から年2回になります

ここ数年、試行錯誤が続いている保育士試験。頻繁に試験の方法に変更が加えられてきましたので、まずはこれまでのいきさつをおさらいして、今年からの新システムを確認しましょう。

これまでの保育士試験

study

保育士試験は今年から年2回に!

保育士資格は平成15年に国家資格となり、保育士養成施設に通うか、もしくは1年に1回おこなわれる保育士資格試験に合格することにより、資格を取得できることとなりました。それから保育士資格試験(以下、保育士試験)は、1年に1回行われてきましたが、昨今の保育士不足を早急に解消する策のひとつとして、試験を年2回にすることが検討されてきました。

そして平成27年、初の試みとして「地域限定保育士試験」が2回目の保育士試験として導入されました(参考:地域限定保育士試験でチャンスは年2回!詳細を再確認)。これは合格後3年間は実施する自治体でのみ保育士として勤務できるという限定付きの資格で、3年を経過すると通常どおり全国で保育士として働くことができるという資格です。

昨年はまず4つの府県(千葉県成田市・神奈川県・大阪府・沖縄県)でのみ、実施されました。2年目の今年、この流れがさらに全国に広がるのかと思いきや……、今年からは全国試験が前期・後期の年2回となりました(ただし、一部の自治体では地域限定試験となります)。頻繁な変更で複雑になってきましたので、平成28年の最新情報をあらためて確認していきましょう。

平成28年後期の保育士試験を実施する自治体

まず、新しく始まる後期試験を実施する自治体は下記の通りです(保育士養成協議会サイトより転載)。

北海道、青森県、岩手県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、 埼玉県、千葉県、東京都、新潟県、
富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、 岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、兵庫県、奈良県、
和歌山県、 鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、
熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県

地域限定保育士試験
仙台市、大阪府
なお、神奈川県については、全国試験か地域限定か検討中とされていましたが、平成28年2月19日の県議会代表質問において、県知事により地域限定試験をとりやめ全国試験にする旨の発言がありました。
参考:東京新聞【神奈川】『保育士試験「地域限定」取りやめ 県議会で黒岩知事 新年度から全国共通に』

これにより、平成28年後期の保育士試験は仙台市と大阪府のみ地域限定試験、そのほかは全国試験となります。地域限定試験の試験内容や実施日時は、後期の全国試験と共通です。

平成28年保育士試験詳細

前期試験は、これまでの年1回の試験に相当する部分ですが、後期試験の導入により、実施時期が変更となりました(参考:要確認!平成28年保育士試験は4月実施に前倒し)。それでは前期・後期を通じて1年間の保育士試験の詳細について改めて確認しましょう。
  • 1回目(前期)の試験 ※出願期間は終了しています
筆記試験:平成28年4月23日(土)、4月24日(日)
実技試験:平成28年7月3日(日)

  • 2回目(後期)の試験(全国、地域限定共通)
筆記試験:平成28年10月22日(土)、10月23日(日)
実技試験:平成28年12月11日(日)

平成28年前期試験は出願期間が終了しているため、ここでは後期実施分の出願について確認します。以下、保育士養成協議会サイトより引用します。

受験手続方法(後期実施分、地域限定共通)

1:4月に実施される筆記試験(前期実施分)の結果において、不合格科目がある(実技試験に進めない)場合
6月4日(土)~6月12日(日)の期間に「筆記試験結果通知書」と併せて「受験申請書(後期用)」及び「払込取扱票(後期用)」を送付します。
後期実施分もしくは地域限定保育士試験の受験を希望される方は、「払込取扱票(後期用)」にて受験手数料を払い込み、7月27日(水)当日消印有効までに、「受験申請書(後期用)」を簡易書留にて郵送してください。(前期用の受験申請書と払込取扱票は使用できません。)
※ 4月の筆記試験で合格した科目については自動的に免除されます。(筆記試験結果通知書や一部科目合格通知書を提出する必要はありません。)
期日までに「受験申請書(後期用)」を郵送頂いた方には、「後期実施分の筆記試験受験票」または「地域限定保育士試験 筆記試験受験票」を10月中旬頃送付します。

2:7月に実施される実技試験(前期実施分)が不合格だった場合
8月6日(土)~8月14日(日)の期間に「実技試験結果通知書」と併せて「受験申請書(後期用)」及び「払込取扱票(後期用)」を送付します。
後期実施分の実技試験もしくは地域限定保育士試験 実技試験の受験を希望される方は、「払込取扱票(後期用)」にて受験手数料を払い込み、9月8日(木)当日消印有効までに、「受験申請書(後期用)」を簡易書留にて郵送してください。(前期用の受験申請書と払込取扱票は使用できません。)
期日までに「受験申請書(後期用)」を郵送頂いた方には、「後期実施分の実技試験受験票」または「地域限定保育士試験 実技試験受験票」を12月上旬頃送付します。

3:前期実施分の試験の受験申請をしていない場合
7月1日(金)より配布する「受験の手引き(後期申請用)」を請求してください。
受験手数料を郵便局の窓口で払い込み、受験申請書類一式を7月27日(水)当日消印有効までに、簡易書留にて郵送してください。(前期用の受験申請書と払込取扱票は使用できません。)

以上は、3月7日時点で保育士養成協議会サイトに掲載されている情報です。最新情報や試験に関するさらに詳しい情報については、必ず下記サイトに直接アクセスしてご確認ください。
一般社団法人 全国保育士養成協議会ホームページ

試験科目(前期・後期共通)

【筆記試験】
1日目
保育の心理学 10:30~11:30
保育原理 12:00~13:00
児童家庭福祉 14:00~15:00
社会福祉 15:30~16:30

2日目
教育原理 10:00~10:30
社会的養護 11:00~11:30
子どもの保健 12:00~13:00
子どもの食と栄養 14:00~15:00
保育実習理論 15:30~16:30各科目において、満点の6割以上を得点した者を合格とします。
  • 『教育原理』および『社会的養護』は、同一試験にて両科目とも満点の6割以上を得点した者を合格とします。
  • 筆記試験は、マークシート方式にて行います。
  • 筆記試験における法令等については、平成27年4月1日以前に施行されたものに基づいて出題します。
【実技試験】
音楽表現に関する技術
造形表現に関する技術
言語表現に関する技術
※受験申請時に必ず2分野を選択

実技試験の課題は前期・後期で共通となります。

保育士試験に関する問い合わせ先

電話での問い合わせは、保育士養成協議会サイト内の『保育士試験Q&A』を確認してからにしましょう。それでもわからないことがある場合の問い合わせ先はこちらです。

保育士試験事務センター
電話: 0120-4194-82 (祝日を除く月曜日~金曜日9:30~17:30)
Eメール: shiken@hoyokyo.or.jp

一般社団法人 全国保育士養成協議会
住所:東京都豊島区高田3-19-10
代表電話:03-3590-5561

保育士試験受験に役立つ記事

保育士試験の通信講座やテキスト、ウェブサイトの紹介
SNS mixi・保育士試験関連コミュニティの紹介
保育士試験 合格者の声(1) ―筆記試験・勉強法―
保育士試験 合格者の声(2)―筆記試験・勉強法―
保育士試験 実技(1) 試験のねらいと合格率
保育士試験 実技(3) 造形—参考作品の紹介

当サイトでは、保育士試験に関する最新情報や、受験勉強に役立つ情報などを発信していきます。保育士試験の受験を検討している方は、ぜひ参考にしてくださいね。