造形表現の描き方・練習方法

造形表現を練習する際、ポイントになるのは、顔の向きや表情、そして関節の動きです。全員が異なる表情、動きをしていると、いきいきとした表現になります。それに、背景によっても、まったく印象が変わってきます。平成23年度に保育士試験実技の造形表現50点満点中、48点で合格した受験者さんの、練習作品を見ながら考えていきましょう。
 

こどものさまざまな表情に着目しよう

保育士試験造形表現練習 おにごっこ

『おにごっこ』3人がそれぞれ違う方向を向き、異なる表情をしています

にぎやかに逃げ回る子、追いかける子、それぞれが違う方向を向き、異なる表情をしています。風になびく髪も、スピード感が出ていますね。
 
保育士試験造形表現練習 着替え

『着替え』服を脱がせてもらうときの子供の表情をよく捉えています

保育者に服を脱がせてもらうとき、たしかにこんな顔になったりします。
 
保育士試験造形表現練習 お昼寝

『お昼寝』3人の子供がそれぞれ違った態勢で寝ている様子が描かれています

寝顔にも、さまざまな向き・表情がありますよね。3人のこどもを描く場合、仰向け・横向き・うつ伏せと、異なる体勢を描くと良いと思います。
 
保育士試験造形表現練習 おりがみ

『おりがみ』おりがみをしながら話す園児の声が聞こえてくるような表情を捉えています

「どうやるの~?」「こうやるんだよ!」「せんせい、やってー!」と、こどもたちのかわいい声が聞こえてくるようですね!
 
保育士試験造形表現練習 運動会

『運動会』2人の子の表情が異なるシーンをうまく捉えています

「やったー!1等賞!」の笑顔と、2番目のこどもでは、たしかに表情は異なりますね。
 

さまざまな関節の動きに着目しよう

■関節表現のあるなしの違い
保育士試験造形表現練習 ボールあそび

『ボールあそび』関節の表現がないため、躍動感が感じられない絵になってしまっている


この絵では、ひじ・ひざの関節がなく、直線になっているため、ボールを投げる・キャッチする・追いかける等の躍動感が感じられないですね。
 
保育士試験造形表現練習 おにごっこ

『おにごっこ』ひじ、ひざ、手首、足首といった間接の表現があるため、躍動感が感じられる

ひとつ前の『ボールあそび』と比較すると、こちらはひじ・ひざ・手首・足首の関節が描かれています。また、全員がちがう動き・表情をしていて、にぎやかで活発な遊びの瞬間をとらえた表現になっています。

次は、背景による印象のちがいを見てみましょう。