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保育士試験にチャレンジしてみよう!

保育士試験に関心をお持ちの皆さまは、まずは試験の難易度が気になるところだと思います。合格基準や合格率、試験日程などの詳細について解説していきます。

保育士試験の合格点

保育士試験は3年以内に全科目合格するという方法なので、各科目ごとに合否判定がなされます。合格した科目は、その後3年間有効です。3年間で合格できない科目があった場合、3年前に合格した科目は取り消され、再度受験することになります。

筆記試験の問題は『次の語群から正解を選択』するマークシート方式で、各科目6割以上の得点をマークすれば合格となります。また実技試験は、筆記試験にすべて合格したあとで受験することになっており、こちらは選択した2分野の両方が6割を超える必要があります。

保育士試験の合格率

つぎに、保育士試験の全科目の合格率は、表のとおりです。

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表:保育士試験の合格率(厚労省資料をもとに筆者が作成)


詳しく見ていくと、10年前に比べて近年では合格率がだいぶ上がってきているようです。これはあくまでも私見ですが、昨今の保育士不足に早急に対応するために合格者数を増やしているという背景もあるのでしょうか。あるいは、受験者数が増加していますので、受験者の多様化の影響もあるかもしれません。

ちなみに、このデータは筆記試験と実技試験のすべてに合格し、資格を取得した人の割合です。実際には、この試験は3年間かけて全科目を合格すればよいことになっていますので、各科目ごとの合格率はもっと高いと考えられます。また、実技試験のみの合格率も気になるところだと思いますので、こちらの記事にくわしく掲載しました。
『保育士試験 実技(1) 試験のねらいと合格率

申込み受付期間・試験日程・受験手数料

つぎに、保育士試験の出願期間や試験日程等についてです(平成28年現在)。平成28年から、年2回の実施となっています。

  • 前期実施分
受付期間:1月中
筆記試験:4月後半の土日2日間
実技試験:7月初旬の日曜日
※ 自然災害等により試験日を延期することがある

  • 後期実施分および地域限定保育士試験(※1)
受付期間:7月中
筆記試験:10月後半の土日2日間
実技試験:12月中旬の日曜日
※ 自然災害等により試験が中止となった場合、再試験は行わない

(※1)地域限定保育士試験
自治体により、合格後3年間は当該地域での勤務に限られる限定付きの試験が行われる場合があります。限定付き資格を取得した場合でも、合格後3年が経過すると限定が解除され、通常の資格と同様に全国で働ける資格となります。地域限定保育士試験の詳細や実施する自治体については、毎年変動がありますので保育士養成協議会サイトにてご確認ください。

以上は平成28年時点の情報です。今後も一定とは限りませんので、必ず保育士養成協議会サイトにて最新情報を確認しましょう。
住所:東京都豊島区高田3-19-10
電話番号:0120-4194-82
(祝日を除く月~金曜の9:30-17:30)
保育士試験事務センター:03-3590-5561

  • 受験手数料
保育士試験の受験手数料は、12,700円+250円(郵送料)=12,950円 となっています。

試験科目と時間配分

  • 筆記試験
1日目
(1)保育の心理学 60分
(2)保育原理 60分
(3)児童家庭福祉 60分
(4)社会福祉 60分

2日目
(5)教育原理 30分
(6)社会的養護 30分
(7)子どもの保健 60分
(8)子どもの食と栄養 60分
(9)保育実習理論 60分

  • 実技試験
(1)音楽表現に関する技術
(2)造形表現に関する技術
(3)言語表現に関する技術
※3分野のうち2分野を受験申請時に選択する。前期・後期の課題は同じ内容。

特別科目免除

科目免除にはいくつかの種類があります。
まず、保育士試験を受験して合格した科目は、その年から3年間は受験しなくてよいことになっています。(一部科目合格通知書にて届出が必要です。)
ほかに、幼稚園教諭免許所有者・厚労相指定学校での単位取得者は、重複する科目が免除されます。
これは、学校ごとに該当する科目が有る場合と無い場合がありますので、在学中の学校に各自で問い合わせが必要です。

  • 幼稚園教諭免除
幼稚園教諭免許所有者は、科目免除願に「幼稚園教諭免許状」、または「教育職員免許状授与証明書」を添えることにより、筆記試験科目の「保育の心理学・教育原理・保育実習実技」が免除されます。

さらに2010年(平成22年)の試験より、「保育の心理学・教育原理・保育実習実技」以外の残りの科目についても、指定保育士養成施設において科目履修等により筆記試験に対応する教科目を修得した場合、筆記試験科目が免除されることになりました(修得した教科目が筆記試験科目に対応するかどうかは、必ず各学校にてご確認ください)。

  • 厚生労働大臣指定学校免除
厚生労働大臣指定学校での専修科目についてはその者の願い出により「保育士試験免除科目専修証明書」の写しを添えれば、当該科目の受験を免除することができます(専修した科目が免除指定科目かどうかは必ず各学校にてご確認ください)。

保育士試験の全体がイメージできたでしょうか?受験を考えている方はぜひ、つぎの記事も参考にご覧ください。

■参考記事
保育士試験 実技(1) 試験のねらいと合格率
保育士試験 実技(3) 造形—参考作品の紹介
保育士試験 実技(5) 音楽―伴奏の正しい選び方
平成27年保育士試験 言語表現課題絵本―実技(16)
保育士試験の通信講座やテキスト、ウェブサイトの紹介
SNS mixi・保育士試験関連コミュニティの紹介