生姜をカビさせない!新鮮なまま使い切る保存方法とは?

生姜を上手に保存する方法、気にしたことありますか?
薬味に、料理に、下ごしらえ! 使い道は多いものの、一度に少ししか使わない生姜。保存状態がよくないと、使い切るまえに悪くなってしまうので、正しく保存したいものですね。生姜は寒さと乾燥に弱い野菜なので、気にかけてあげないと新鮮なまま使いきるのが難しいものです。ではどうやって保存すればいいと思いますか?
生姜に適した温度は15度前後、湿度は90%です。暑い場所で作られる生姜ですが、実は暑い場所が苦手なのです。生姜に適した温度と湿度で保存してあげることが大事です。定番の保存方法は「湿らせたキッチンペーパーか新聞紙に包んでの常温保存」か「水に浸しての冷蔵保存」なのですが、理由が分かれば納得ですね。
ちなみに夏場は、暑いので野菜室で保存を! また、新生姜はここで紹介している生姜とは保存方法が違います。こちらの記事で新生姜の保存について触れていますので、参照してください。
>>薬味野菜(大葉・万能ねぎ・生姜・みょうが)の保存方法
<目次>
保存状態でどれだけ変わるもの? 生姜の鮮度を比べてみよう!

右から(A)、(B)、(C)、(D)、(E)です
(A)常温で放置 → 皮がしなしなに。切り口の水分が減って、変色しているように見える。果肉が固くて、繊維質が多いので、すりおろしにくい。
(B)常温でキッチンペーパーにくるんで保存 → 皮が乾燥している。切り口は水分が減っており、繊維質が目立ち始めている。すりおろすときも、水分が少ないのですぐ折れる。
(C)冷蔵庫にビニール袋に入れて保存 → 皮はみずみずしいものの、切ったときに果肉に変色がみられる。すりおろしたものも他と比べて色が暗い。(低温障害が始まっていると思われる)
(D)常温で湿らせたキッチンペーパーと新聞紙にくるんで保存 → 皮は少々乾燥している。果肉は鮮度が保たれており、柔らかく、繊維質は目立たない。すりおろすときもスムーズ。
(E)水に浸けて保存 → 皮も果肉もみずみずしい。すりおろすと、果汁が一番多い。
生姜は正しく保存しないと、こんなに損!

こんな風にして常温保存しておりました
短期間の保存であれば、冷蔵保存しても大丈夫そうです。その場合は、10日以内に使いきるようにしましょう。
湿らせたキッチンペーパーと水に浸ける方法は、長期間の保存ができそうです。次のページで詳しく解説したいと思います。
※ここでは風味を保つため、丸ごとの生姜の保存について紹介しています。冷凍保存については触れておりません。
短時間で使い切る人向け! キッチンペーパー方式

湿らせたキッチンペーパーか新聞紙で包んであげます。
家にあるもので賢く保存! 水に浸ける方式

ガラス瓶、琺瑯容器、タッパーで保存してみてください
長期間保存したい人向け! 焼酎で半年保存

果実酒などを作る時に使うリキュールを用意してください
焼酎から取り出した生姜は、焼酎くささがあるものの、みずみずしさと風味を保ったままです。アルコール分が気になる場合は、加熱して使用してみてください。
必要な時、必要な量の生姜を取り出したら、元に戻してあげましょう。半年ほど保存が可能です。冷蔵庫の中で放置でき、手間をかけずに長期間の保存ができます焼酎がある人は、試してみてください。
▼しょうがを使ったおすすめレシピ
・芯から身体を温める! 「生姜」たっぷり料理レシピ10選
・カラダの中からぽかぽか!しょうがを使った簡単スープ10選
【関連記事】