抱っこして寝かしつけた赤ちゃん、布団に置くと泣くのは何故?
「抱っこして眠った赤ちゃん、お布団に寝かしかえると、泣いて目を覚ます」子育てママなら誰もが経験したことがあると思います。
では何故ぐっすり眠っていたのに、布団におろした瞬間に泣きだすのでしょうか。先ずはその原因を考えましょう。
寝かしつけ失敗の原因は、温度差と母からの分離
■原因1 ママの体温と布団の温度差抱っこされている時は、ママの体の温もりが伝わって眠っています。ですが、布団は一般的に母親の体温より冷たく、抱っこされていたときとは違います。赤ちゃんはママの腕の中で感じていた心地よい温もりの変化に、驚き泣きます。
■原因2 ママから離れる不安を敏感に感じ取る
全てを母親に委ね頼り、母親と一心同体と感じている赤ちゃんにとって、ママから離れることは、非常に不安なことです。母親の匂いや心臓の音、抱っこされている感触から、「ママに抱っこされている」という安心感の中、急にママから離されることを敏感に感じ取り、不安になり泣くとも言われています。
抱っこして眠った赤ちゃんを、上手く寝かしかえる方法
では次に、抱っこして眠った赤ちゃんの睡眠を持続させたまま、寝かしかえる具体的な方法を段階を追ってお伝えします。■ステップ1 赤ちゃんをおくるみや、バスタオルで巻く
赤ちゃんをおくるみやバスタオルで巻いてから、抱っこして眠らせてみましょう。寝かしかえる時、生じる温度差を縮めることができるでしょう。
■ステップ2 ママの体を密着させる
次に寝かしかえる時、ママはしっかり赤ちゃんを自分の胸に抱っこしたまま、上半身をかがめ、布団に近づけ、先ずは赤ちゃんのお尻を置き、次に背中、最後に頭と置きます。この時のポイントは、あかちゃんの体とママの体は密着状態である、ということです。
■ステップ3 赤ちゃんをママとお布団でサンドイッチにする
ママの体と布団で少しの間、赤ちゃんをサンドイッチ状態にします。そして目を覚ます気配はないか、確かめながら、次はママの手を静かに少しずつ抜いていきます。
この時のポイントは、ママの手は離しても、体はまだ赤ちゃんと密着している、というところです。
■ステップ4 ママの体を少しずつ離していく
最後にママの体を少しずつ離していきます。先ずはお腹、胸と離し、最後はそぉ~っと、顔を遠ざけましょう。これで抱っこした赤ちゃんが眠りを持続したまま、布団へ移し替える可能性がぐ~んと高くなるでしょう。
「大丈夫!」リラックスした気持ちで寝かしかえましょう
ママが、「大丈夫かしら、目を覚まさないかしら」などヒヤヒヤ不安に思いながら、寝かしかえていると、その不安が赤ちゃんにも伝わります。「大丈夫!」と心で呟き、抱っこした赤ちゃんを布団におろしましょう。リラックスした気持ちで、是非試してみてください。【関連記事】