赤ちゃんとふたりきりの時間が辛い私は、ダメなママ?

赤ちゃんとふたりきりの時間がツライのはどうして?

初めての子育てがつらく感じる理由を知ると、それだけで楽になります。

10ヶ月 というマタニティライフを過ごし、やっと会えた赤ちゃん。ぷにぷにしたお肌が気持ち良くて、小さなあくびもどんな表情も可愛いと思っていたのはつかの間。

退院して床上げも済み、いざ本格的な子育てが始まると、赤ちゃんと2人で過ごす時間がツライ。子育てを経験された方なら、一度はそんな気持ちになったことがあるはず。
それは子育てが苦手だからでも、赤ちゃんに愛情がないからでもありません。もちろんそんな風に感じることで、自分を責める必要もないのです。
 

赤ちゃんとの生活は「効率的」「合理的」という言葉とは無縁

おむつを交換した瞬間にうんち。お着替えさせた直後にミルクを吐き戻す。1回や2回くらいなら、コントのようで笑えるかもしれませんが、これが毎日。しかも立て続けにされるとなると、話は変わります。「嫌がらせ? 」と思わず言いたくなるほど、赤ちゃんとの生活は出鼻をくじかれることの連続なのです。

もちろん赤ちゃんがあなたに対して、嫌がらせがしたいわけではありません。赤ちゃんは、ただただ気ままに過ごしているだけ。いらないものは外に出し、欲しいものは泣いて主張する。その2つのシンプルな想いの中で生きています。

だからこそ、仕事をしていた時のような計画を立てても、ガラガラと崩れ去るし、効率的に進めようと思っても、上手くは行きません。「合理的」「効率的」この2つの言葉は赤ちゃんとの生活では通用しないのです。しばらくの間、ご縁がない生活だと受け入れてみる。そうするだけで楽になれます。
 

ネガティブなメッセージが増え、ポジティブなメッセージが減る子育て

たっぷり抱っこした後、ママもちょっと休憩しようと、お布団に寝かせてみたら大泣き。抱っこしてあげようとしたけれど、体を反らせて泣く。手足を力の限り突っ張って泣いたり、うなったり。寝ている時と、おっぱいを飲んでいる時、抱っこしている時以外に見られるこれらの行動に、ダメ出しされている気分になることありませんか? 赤ちゃんから強く発信されるものは、一見ネガティブなメッセージばかりに受け取りやすいものです。こんなに毎日頑張ってお世話しているのに、それでは気が滅入るのも当たり前ですよね。

また、赤ちゃんとの生活は、仕事をしていた時のように、認めてくれる上司はいません。ちょっとしたことでも褒めてくれる、隣のデスクの人もいないし、労ってくれてお互いに励まし合う同僚もいないのです。

頼みの綱である旦那さんも、毎日労い褒めてくれるかもしれませんが、おそらくあなたが求める量には足りないでしょう。仕事をしていて疲れている旦那さんが、上司・同僚すべての役割をまかなうことはできません。子育て中は、褒められる、認められるという感覚が著しく足りなくなる時期なのです。  
 

「今日も何もしないで終わっちゃった……」という感覚

あなたがいるから赤ちゃんは毎日すくすく育っています。

あなたがいるから赤ちゃんは毎日すくすく育っています。

「何もしていないのに一日が終わるのがツライ。」そう感じるママもたくさんいるのではないでしょうか。
もしあなたが本当に「何もしていない」としたら、赤ちゃんは今生きていません。生まれたての赤ちゃんは、あなたのお世話なしに生きられるほど強くはないのです。

ちょっと振り返ってみてください。一日中赤ちゃんをよく見て、泣き声、おしゃべりの声に耳を傾け、心を砕いているあなたがいませんか? それを証拠に一日終わったら、ぐったり疲れているでしょう? そして疲れが取れるまもなく、夜の部のスタート。夜間授乳で満足に眠れないまま朝を迎え、新しい一日のスタート。これで「何もしていない」わけがないのです。

それでも「何もしていない」ような気持ちになるのは、今この瞬間、目の前で何か出来上がったり、仕上がったりするような達成感を味わうような体験がないから。赤ちゃんはあなたのお世話によって確実に大きくなっていますが、その成長を実感できるのはしばらく先のこと。達成感を味わえない日々に、心のエネルギーが奪われてしまうのも、無理ないですよね。
 

今しかない「赤ちゃん」という時間を100%楽しむ方法

ここまで、「赤ちゃんとの生活がツライと感じる理由」をご紹介してきましたが、「だから子育てはツライもの」と言いたいわけではありません。赤ちゃんとの生活には、こんな傾向があるということをきちんと知った上で、赤ちゃんとの時間を楽しむ工夫をしていただきたいのです。それは難しいことではありません。ホンの少し意識の向け方を変えるだけで簡単にできます。

先ほど、「赤ちゃんから発信されるメッセージはネガティブなものに感じられるかもしれない」とお伝えしました。でも、もし赤ちゃんが毎日ママのことを褒めていることに気が付けたとしたら、どうでしょうか?

泣いている赤ちゃんを抱っこして泣き止んだとしたら、「ママ抱っこ上手だね」「ママ大好きだよ」。泣いている赤ちゃんにおっぱいを上げて泣き止んだら、「ママ大当たり!僕/私のことをわかってくれてありがとう! 」。あなたに抱っこされてスヤスヤと眠っていたら、「ママの子に生まれて幸せ」。こんな風に赤ちゃんはあなたに伝えているのではないでしょうか。ネガティブなものは目につくし心を奪われやすいもの。だからこそポジティブなものに意識を向けることが大切です。赤ちゃんをよく観察してみてください。きっと毎日たくさんの感謝と大好きの気持ちをあなたに伝えていますよ。

そしてポジティブなフィードバックが足りなくなる時期なのであれば、自ら増やしてみてはいかがでしょうか? 「よくやってるね」と声をかけてくれる人、話を聞いてくれる人をあなたの子育てサポーターとして持ってみましょう。時に上司のように認めてくれ、同僚のように労い合うそんな存在がいるだけで子育はグッと楽になります。

この時期、お説教や過度なアドバイスをする人は少し疎遠になってOK。あなたが心地よく快適に過ごせる感覚を大切に、一緒にいる人を選んでみましょう。ほしいフィードバックは自分でゲットする。もちろん、毎日赤ちゃんのために心を砕いてお世話している自分を、きちんと認めて褒めるのもお忘れなく!

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※乳幼児の発育には個人差があります。記事内容は全ての乳幼児への有効性を保証するものではありません。気になる徴候が見られる場合は、自己判断せず、必ず医療機関に相談してください。