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鎌倉も横浜も一望! 六国見山でお手軽ハイキング(3ページ目)

鎌倉観光の定番といえば「お寺めぐり」や「街歩き」ですが、ハイキングコースを歩いて絶景を楽しむのもおすすめです。今回登るのは、大船と北鎌倉の間に位置する六国見山。鎌倉を囲む峰々の最も外側に位置するため、数ある鎌倉の絶景スポットの中でも、景色の「雄大さ」では、一番ではないかと思います。

森川 天喜

執筆者:森川 天喜

国内旅行ガイド

六国見山の山頂はどの場所?

六国見山の山頂はどの場所か?と聞かれたら、ふつうは展望台の設置されている、この場所が山頂だと思いますよね。

私も長い間、この展望台の場所が六国見山の山頂だと思っていました。ところが、最近、六国見山の山頂は別の場所ではないかと、話題になったことがあります。その場所に行ってみましょう。

展望台の場所から、左手のほうに進む道があります。この道を歩いて行くと、途中に「稚児の墓」という石塔が立っています。

稚児の墓

稚児の墓


この辺りから先は、公園の敷地ではなく私有地になり、地主の方が好意で道を開放してくださっています。

「稚児の墓」から先へ進んでいくと、少し道を下った後、ふたたび上り道になり、そのてっぺんの辺りに「三等三角点」が設置されています。

三等三角点の標石

三等三角点の標石


じつは、この場所こそが真の六国見山の山頂ではないかと指摘された人がいたので、当時(2014年1月頃)、「六国見山森林公園」を管理する鎌倉市公園協会に問い合わせてみたところ、展望台の場所ではなく、この三角点の場所が六国見山の山頂だという見解でした。

一方で、三角点の場所は別の山の山頂で、六国見山の山頂はやはり展望台の場所だという意見の方もいるようです。

ちなみに、この記事を書くにあたり、改めて鎌倉市役所の都市整備部公園課に問い合わせてみたところ、詳細は不明との回答でした。

参考までに、展望台の場所の標高は143.84m、三等三角点の場所の標高は147.3mとのことです。どちらを山頂とするかによって、六国見山の標高が変わってしまいます。

明月院通りへ

三角点の場所からしばらく山道を下っていくと、民家の前に出ます。ここが少し分かりづらいのですが、民家の塀に沿うようにして道があるので、この道を進んでいきます。

家の塀に沿うようにして、細道を進む

家の塀に沿うようにして、細道を進む


ここから先は、一部、勾配が急な場所があり、冬は落ち葉が堆積しているので滑りやすく、注意が必要です。

この道は、10分弱で北鎌倉の明月院の門前に通じる「明月院通り」に出ます。こちらの登山口は、標識などがまったく出ていないので分かりづらいですが、「青面金剛」や「馬頭観音」などの石塔がまつられているので、目印になるはずです。この登山口から明月院までは、3分ほど。

明月院通り側登山口

明月院通り側登山口


今回は、高野台側の登山口から登山を開始し、北鎌倉の明月院通り側に下山しましたが、六国見山には、もう一ヶ所、『六国見山森林公園』南口という登山口もあります。

<DATA>
■六国見山森林公園
六国見山森林公園の紹介(鎌倉市役所HP)

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鎌倉には、他にも素晴らしいハイキングコースがあるので、ぜひ、チャレンジしてみてください。

■天園ハイキングコース(鎌倉アルプス)
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