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“音で感じる”『スター・ウォーズ』、THX上映とは(2ページ目)

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の“THX”スペシャルサウンドでの上映の魅力と、本作を観る際に注目してほしい“音”の演出を紹介します。

ヒナタカ

執筆者:ヒナタカ

映画ガイド

1.爆撃音やビームの迫力がまったく違う!

THX上映で観ると、敵から放たれるビームでの攻撃、宇宙船の飛行シーンの迫力をさらに感じられるでしょう。

ビームが観客(画面の手前)に向けて撃たれるとき、音が立体的になっているおかげで、本当にビームが頭の横を通り抜けた感覚がありました

2.“金属音の響き”を堪能してほしい!

本作には“レイ(主人公)が金属片を採る”、“登場人物が宇宙船を歩く”など、金属音が聞こえるシーンが多くあります。その金属音の響きが、通常の上映とはまったく異なるのです。

爆発のシーンも注意して聞いてほしいところ。単に爆発音が聞こえるだけでなく、金属どうしのガチャガチャとした“ぶつかり”の音がクリアーに届けられているのです。

3.惑星ごとの環境が感じられる

通常の上映のときにはまったく気づかなかったのですが、主人公たちが冒険する惑星ごとに、かなりの“音”の違いがあります。

砂漠の惑星での砂がサラサラと舞う音、緑が生い茂る惑星での小鳥たちのささやきや葉がこすれ合う音など、環境の変化がよりわかるのです。

4.武器の細かな音の違いがわかる

レイとカイロ・レン

レイとカイロ・レン

本作に登場する武器の音には、個体ごとにかなりの違いがあります。

敵が使うさまざまな武器の音の違い、カイロ・レンというキャラが使う“十字形のライトセーバー”の“ノイズ”もよく聞いてみましょう。

5.“フォース”をより感じられる

“フォース”と呼ばれる不思議な力を使うシーンでは、「ズウゥゥウゥゥン」と響く重低音が聞こえます。

音というのは“振動”でもあります。この振動がTHXではよりダイレクトに届けられるため、本当にフォースを使われたような圧迫感を得ることができます

6.BB-8がよりかわいく!

本作には“BB-8”というかわいいドロイド(ロボット)が登場します。彼の歩いている(胴体を転がしている)音をよく聞いてみると、地面によってその音が異なっています。

金網の上では金属らしい音、森の中では葉っぱを踏むような音、砂の上ではジャリジャリした音がしっかり聞こえるのです。おかげさまで、“どんな場所でもついてくるBB-8がかわいい!”とより思うことができます。

唯一無二の魅力をTHXで楽しもう!

うまく言葉では説明できないのですが、THXの音の環境は、IMAXなどのほかの“音が売り”の上映方式とも、また異なっているものであると感じました。

まったくうるさくなく、むしろ静かに聞こえるシーンも多いのにもかかわらず、ひとひとつひとつの音がクリアーに聞こえる……まるで映画の世界に入ったような、ほかにはない映画体験です。

それは、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の製作者の意図に沿うように、プロの手により音響がカスタマイズされているためでもあるのでしょう。

今回の上映を体験したおかげで、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』がいかに“音”に細やかな配慮がなされているかを知ることができました。ぜひ、2度目、3度目の上映をTHXスペシャル上映で楽しんでみてください。
THXスクリーン前

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