美味しさ重視 糖質低減麺
これまで紹介した低糖質麺が「糖質の絶対量を減らすことを優先した麺」であるのに対して、「小麦麺の美味しさを保ちながら糖質を減らしてある麺」ということです。製品によっても違いがありますが、小麦粉なども使い麺としての食感を保っています。糖質量は半分~1/10程度に抑えているものが多いようです。
糖尿病を発症している人には向かないものもありますが、ダイエットや健康管理のために糖質制限をしているなら、ごほうびメニューとして取り入れてみても良さそうです。
・明星 低糖質麺 ローカーボNoodles コンソメ味1食あたり糖質13.6g
・明星 低糖質麺 はじめ屋 糖質50%オフ こってり醤油豚骨味1食あたり糖質22.1g
明星食品 低糖質麺シリーズ
カップめんの代表メーカー明星食品が発売した日本初の低糖質カップめん。小麦粉に難消化性でんぷん(加工でんぷん)を加え、糖質量を抑えながらも小麦麺の美味しさを保っている。ローカーボNoodlesは、カロリーも気になる人向けとなっている。スーパーなどで入手できる&調理の手間がかからない手軽さも嬉しい。
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糖質offキッチン(江崎グリコ) 醤油とんこつ味1食あたり糖質27g
美味しく食べて糖質offが実現できる調味済み冷凍麺。トウモロコシ由来の食物繊維素材を使用することで麺に含まれる糖質を抑えている。小麦麺と遜色なく、言われなければ糖質offされているとわからないほど。ダイエットをしたがらない家族に作ってあげても気づかれないだろう。
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低糖麺(井上製麺) 1食(80g)あたり糖質14.9g
神埼そうめんで有名な佐賀県神埼町の井上製麺が、美味しさにこだわって作った乾麺。小麦タンパク・食物繊維に栄養価の高いオーツ麦(燕麦)を加え、1年以上の乾燥・熟成期間を経ることで、小麦麺に近い食感(若干あっさりめ)に。ラーメンやパスタなど油との相性が良い。
直営の食事処でも低糖質麺が味わえる。
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うどん/そば粉入り麺など(糖質制限.com) 1食(100g)あたり糖質9g
糖質制限の第一人者である京都高雄病院の江部康二先生(ご自身も糖尿病)が、体を張って確認済みの冷凍生麺。小麦タンパクや食物繊維にコンニャク成分を加えているが、こんにゃく麺のようなプリプリではなく、小麦麺のような食感となっている。パスタや中華めんタイプもある。
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低糖質麺和そば風など(低糖工房) 1食(100g)あたり糖質3.8g
食物繊維と小麦グルテンをメインに作られた冷凍麺。糖尿病患者にも美味しさを諦めず充実した食生活を送ってほしいという思いから、糖質量はかなり低く抑えられている。小麦麺のようなコシはないが、表面にとろみがあるため、つゆ馴染みが良くツルツルとした食感。うどんやパスタ、中華麺タイプもある。
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SOY PASTA(ビーンズ) 1食(128g)あたり糖質43.5g(計算値)
大豆粉で糖質控えめ、米粉でグルテンフリーを実現したもっちり生麺。「アレルギーを持つ家族にも食べさせたい」という思いから、徹底的にアレルゲン(小麦・卵など大豆以外の26品目)を除き、添加物も天然由来成分にこだわっている。糖質off度は低めだが、グルテンやアレルゲンが気になる人には良さそう。
・自家製低糖質麺
ヌードルメーカーと
低糖質麺ミックスで、自宅で簡単に低糖質麺を作ることができる。多少手間はかかるが、作りたての生麺を楽しめる。専用のミックス粉を使うことで糖質を60%以上減らせるので、糖質量は1食あたり20g以下に。
低糖質麺の注意点
麺に加える具や調味料によっても糖質量やカロリーが違ってきます
低糖質麺を紹介してきましたが、いくつか気を付けてほしいこともあります。
・低糖質=低カロリーではない
こんにゃく麺・海草麺は0カロリー、豆腐麺はカロリー控えめですが、その他のものは必ずしも低カロリーではありません。糖質制限とカロリー制限は別物です。
糖質は減らしてもカロリーは通常と変わらないもの、カロリーも控えめのものなど、製品によって個性があります。糖質だけでなくカロリーも気になる人は、カロリーの表示もチェックして選びましょう。
・小麦粉不使用=小麦アレルギー対応・グルテンフリーではない
小麦粉不使用でも、麺としての食感を出すために小麦タンパク(グルテン)が添加してある製品があります。原材料に「小麦粉」の表示がなくても、「小麦たん白」や「植物たんぱく」「グルテン」などの表示があれば、小麦由来の成分が含まれていると考えてください。
今回紹介した製品の他にも、糖質を抑えた麺はたくさん登場しています。好みの低糖質麺を見つけられれば、ダイエットのストレスは激減&効果倍増しそうです。ダイエットのお供に、低糖質麺を上手に取り入れてみてください。