東京の一流私大グループを指す言葉として使われるMARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政)の一角を担う法政大学では、数多くの独自奨学金を設け、学生の経済支援に力を注いでいます。
法政大学ロゴ

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受験競争が激しかった30年程前でも、法政大学は東京6大学の私大の中では最も学費が安く、そのことからも昔から学生の経済支援を重視していた大学であることが分かります。

常に志願者数トップ5にランキングされる法政大学には数多くの魅力がありますが、今回は奨学金の面から法政大学の魅力を探りたいと思います。

大学独自の奨学金は全て給付型

法政大学の奨学金は、「経済支援型」と学業やスポーツなど各分野で優秀な学生を応援する「奨励型」の2つのタイプに分かれます。

「経済支援型」の奨学金は、家庭の経済事情と学生本人の成績で審査されます。
一方、「奨励型」の奨学金は家庭の収入は関係なく、学生本人の学業成績や資格試験、スポーツ等さまざまな分野の優秀者に対する奨学金です。

法政大学独自の奨学金は全て返済不要の給付型であり、毎年2415名(2014年度実績)と多くの学生が恩恵を受けているそうです。

まずは、経済支援型の奨学金を見てみましょう。

<経済支援を目的とした奨学金と年間給付額>
・学友会奨学金/文系25万円、理工系30万円
・大成建設株式会社奨学金/文系25万円、理工系30万円
・株式会社橙青奨学金/文系20万円、理工系25万円
・新・法政大学100周年記念奨学金/文系20万円、理工系25万円
・法政大学 学生生活支援奨学金/12万円
・法政大学 吉田育英会奨学金/文系20万円、理工系25万円

上記のなかで注目は、「新・法政大学100周年記念奨学金」です。
募集人員が449名(2015年度実績)と学内最大規模となっており、多くの学生にチャンスが与えられている奨学金といえます。

経済支援型の奨学金として、さらに注目すべきは「チャレンジ法政奨学金」です。

受験入試出願前予約採用型の「チャレンジ法政奨学金」

数年前から入試出願前に給付型奨学金の採用可否が決まる「入試出願前予約採用型奨学金」を設ける大学が増えてきましたが、法政大学でも2015年度の入試から導入されました。

チャレンジ法政奨学金(入試出願前予約採用型給付奨学金)
<給付年額>
文系38万円、理工系43万円(2年次以降は文系20万円、理工系25万円)
<採用予定者数>
200名
<応募条件>
東京都・神奈川・埼玉・千葉県以外の国内高等学校出身者で、各申請資格を満たす者

解説画像

チャレンジ法政奨学金

不況の影響を受け、国公立地元志向が強まるなか、全国から学生が集まることで学びの多様性を保ってきた首都圏の大学にとっては、地方出身者への経済支援は急務の課題といえます。

チャレンジ法政奨学金は、毎年の審査のうえ最大4年間の給付が認められますので、日本学生支援機構の奨学金と併用することで保護者の負担を最低限に抑えて進学することが可能になるでしょう。

法政大学を志望する地方学生には是非チャレンジして欲しいと思います。

続いては、奨励型の奨学金を見てみましょう。

<優秀な学生を奨励することを目的とした奨学金と年間給付額>
・入学時特別奨学金(330名)/1年間の授業料相当額
・成績最優秀者特別奨学金(15名)/1年間の授業料相当額
・成績優秀者奨学金(260名)/1年間の授業料半額相当額
・スポーツ奨励金(条件を満たす者)/1年間の授業料半額相当額
・学術・文化奨励金(20名・団体以内)/30万円を上限
・指定試験合格者奨励金(条件を満たす者)/1年間の授業料相当額
・L・Uキャリアアップ奨励金(条件を満たす者)/20万円
・団体スポーツ奨励金(条件を満たす者団体)/50万円または100万円

法政大学の奨励型奨学金は、1年間の授業料相当額や半額相当額と給付金額が大きいのが魅力です。「頑張る学生には、大学もできる限り応援します」ということですね。

これらの奨励型奨学金には家計基準が設けられておらず、全員にチャンスがあるといえるので、在学生には自分の得意分野でチャレンジして欲しいと思います。

さらに、海外留学のための奨学金が複数設けられているほか、各学部が独自に設ける奨学金が22制度もあり、奨学金も全国トップクラスの充実度といえるでしょう。

これほど充実した奨学金を用意できるのは、様々な業界で活躍する多くのOBやOGの存在が大きいのかもしれません。