この場合、「allabout.co.jp(ホスト名)+xyz.com(ドメイン名)」となります。ホスト名はドメイン名を取得したところが勝手につけることができますので何をつけてもかまいません。いつも見ている銀行の画面が表示され、URLの先頭を見ると銀行のドメイン名が出ているからと安心して口座番号やパスワードを入れてしまうと大変なことになるかもしれません。URLは最後まで確認しましょう。
拡張子とは
カスペルスキーの問題にはオーディオファイルをダウンロードする時の問題もありました。結果は拡張子に「.exe」がついたファイルをダウンロードした人が34%もいました。こんなことをすればウイルス感染まっしぐらです。拡張子とはウィンドウズで使われており、ファイルとアプリケーションを対応させるものです。例えばエクセルなら「.xlsx」という拡張子がつきます。
拡張子の形式はファイル名の後ろにピリオドをつけ、ピリオドの後ろに決まった3~4文字の英字がつきます。「.xlsx」の拡張子がついたファイルを開くと、ウィンドウズでは「.xlsx」をエクセルに対応させていますので自動的にエクセルが起動します。
拡張子はパソコン初心者にとって難解なため最初は表示しない設定になっています。ファイル名を見て拡張子がついていない時は、ぜひ表示するように設定を変えましょう。インターネットに接続しないなら表示しないでもかまいませんが、ファイルをダウンロードしたり、またメールにファイルを添付するのが日常茶飯事です。危ない拡張子については社員に徹底して教育しておきましょう。
代表的な拡張子と危ない拡張子
ワード .doc .docxエクセル .xls .xlsx
パワーポイント .ppt .pptx
PDF .pdf
ホームページ .htm .html
オーディオファイル .mp3 .wav .mid .aif
画像 .gif .jpg .png
【危ない拡張子】
.exe、.com、.zip
「.exe」や「.com」という拡張子は実行ファイルそのものです。実行ファイルを開くとプログラムが実行されます。メールに添付されていたら間違いなくウイルスです。オーディオファイルに「.exe」という拡張子がついていることは絶対にありません。
悩ましいのが「.zip」という拡張子。写真など容量が大きなファイルを圧縮して送る時に使わる拡張子です。zipはフォルダーになっていて、フォルダーを開く時にプログラムを自動実行できる機能があります。これでウイルス感染するケースがけっこうあります。しかるべき人がzipファイルを送ってこない限りはウイルスだと疑ってください。
従業員教育をしっかり行い、インターネットライフを楽しみましょう!
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