パン/パン屋さん取材レポート(東日本)

ヴィエノワズリー専門店リチュエル、青山にオープン!

ヴィエノワズリー専門店「リチュエル パー クリストフ・ヴァスール(RITUEL par Christophe Vasseur)」が自由が丘店に続いて青山に旗艦店をオープンしました。速報をお伝えします。

清水 美穂子

執筆者:清水 美穂子

パンガイド

リチュエルのフラッグシップショップが青山にオープン

リチュエル パー クリストフ・ヴァスール青山店

リチュエル パー クリストフ・ヴァスール青山店

フランス・パリの人気店「デュ・パン・エ・デジデ」のクリストフ・ヴァスールさんが2015年8月、自由が丘にヴィエノワズリー専門店「リチュエル パー クリストフ・ヴァスール」を出店したのは記憶に新しいところですが、続いて11月18日、青山に旗艦店をオープンしました。
エスカルゴ各種

エスカルゴ各種

うれしいニュースとして、今回の青山店オープンで小麦粉や卵、バターなどの原材料の仕入れや製造のコストが合理化できたことにより、素材の質や商品の大きさを変えぬまま、クロワッサン(450円→350円)やエスカルゴ(690円→590円)などの大幅な値下げが実現しています。
看板商品「エスカルゴ」をイメージした有機的な曲線を描く白い壁、ガラス越しに眺められる厨房はここ、青山の路面店にも

看板商品「エスカルゴ」をイメージした有機的な曲線を描く白い壁、ガラス越しに眺められる厨房はここ、青山の路面店にも

限りなくローカルで上質な素材を使うというポリシーがあっても、ヴィエノワズリーの重要な主原料のひとつであるバターはフランスA.O.C.のPAMPLIE(パンプリー)以上の品質のものが国内では見つからないため、今も探し続けているそうですが、日本のいい素材とフランスの伝統製法の組み合わせによって創造されたリチュエルならではのヴィエノワズリーにはいつも、はっとするような新しさを感じます。
いつも明るく陽気なクリストフ・ヴァスールさん

いつも明るく陽気なクリストフ・ヴァスールさん

この記事では今すぐ食べたい秋冬の新商品を5つ、ご紹介します。

ショソン・ア・ラ・ポム・フレッシュ

ショソン・ア・ラ・ポム・フレッシュ

ショソン・ア・ラ・ポム・フレッシュ

パリのデュ・パン・エ・デジデの秋冬の名物ヴィエノワズリー「ショソン・ア・ラ・ポム・フレッシュ」を、東京では青森県藤崎町の竹嶋有機農園の有機栽培の紅玉で作っています(590円)。皮つきのままのリンゴを半割にしてそのままパイ生地に包んで焼くと、リンゴは蒸し焼き状態になります。流れ出た果汁の糖分がキャラメリゼされて、薄い皮はパリパリの香ばしさに。
ショソン・ア・ラ・ポム・フレッシュには皮付きのリンゴがゴロリと。

ショソン・ア・ラ・ポム・フレッシュには皮付きのリンゴがゴロリと。

砂糖を使わないフレッシュでジューシーなリンゴの甘酸っぱさが詰まったこの季節ならではの味です。リンゴの収穫が終わるまでの期間限定です。

エスカルゴ カフェ・ノワゼット

エスカルゴ カフェ・ノワゼット

エスカルゴ カフェ・ノワゼット

青山店でひと月の間先行販売され、自由が丘では2015年12月18日から発売になる、東京限定のエスカルゴ、「カフェ・ノワゼット」(590円)。東京の冬にぴったりな味を、ということで誕生した、パリのデュ・パン・エ・デジデにはないフレーバーです。成形直前にヘーゼルナッツを皮付きのままローストしてから皮を剥き、コーヒーと特製のカスタードクリームと共にクロワッサン生地にくるくると巻き込んでいます。コーヒーとナッツは出合いもの。私自身がそうですが、コーヒー味のパンが好きな人には間違いなくベストなエスカルゴです。
東京限定のエスカルゴ「エスカルゴ カフェ・ノワゼット」とパリで一番人気の「ショコラ・ピスターシュ」

東京限定のエスカルゴ「エスカルゴ カフェ ・ノワゼット」とパリで一番人気の「ショコラ・ピスターシュ」

次のページは「タルト・ア・ラ・マンダリン」と「マカロンバスク」、そして新年が楽しみになる「ガレット・デ・ロワ」をご紹介します。
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