今回は夫婦のコミュニケーションが上手くいっていない場合に見なおすとよいポイントを紹介します。
 
海辺の夫婦

どれも、小さなポイントですが、このポイントを守ることで夫婦のコミュニケーションがよくなります。

 

1. 褒める・共感する

コミュニケーションを円滑するために最も必要なことは、相手のことを褒める・共感することです。褒めることが苦手な場合は、「相手の考えを認める・承認する」ようにすると良いでしょう。また、全面的に共感できない場合は、「大事にしたいことは分かるよ」などのように部分的に共感する方法もあります。
 

2. 相手の考え・感情は変えようとせず、自分の行動を変える

例えば、「きみの考えは、理屈が通ってないよ」「いや、そうじゃないよ」「こっちの方が正しい」などのように、相手の考えを否定したり、大声を出す、家から出て行ったりするなどの行動で、相手の考え・感情を変えようとすることがあるかもしれません。しかし、人間の考え方・感情はそうそう変わるものではないのではありません。変えられるのは、自分の考えと行動だけという意識が大切です。
 

3. ポジティブな形でお願いをする

「イライラする」と気持ちを発散させても、相手は何をして欲しいか分かりません。また、「◯◯しないで」と禁止の形で要求を伝えると、「じゃあ、どうすればいいのか?」となってしまいます。そこで、「◯◯をして欲しい」という形にしてみましょう。「手紙を勝手にあけないで」という禁止の場合は、「私宛の手紙は、私に許可をとってからあけて」のようにポジティブな形に変換しましょう。
 

4. 自分の要求と感情を素直に伝える

画像

コミュニケーションはたったひとつの言葉からかわっていきます

コミュニケーションを分析すると、自分の要求や感情が抜け落ちていることがあります。例えば、「なんで、いつもこんなことするの!」「もう、知らない!」などの言い方は、要求の形になっていませんし、どんな感情をもっているのかが相手に伝わりにくいのです。「私は、そういう言い方されるとイライラするから、もっと優しい言い方にして欲しい」のように、自分の要求と感情を含めた言い方のほうが伝わります。
 

5. 相手の人格・態度について批判せず、一つの行動について取り上げる

例えば、「休みの日は、家事を手伝ってくれない」と批判しているつもりが、いつのまにか「私のことを考えてくれていない」という言い方に変わっていることがあります。これでは、なにを批判しているかが明確にならないばかりか、感情的なわだかまりが増えてしまいます。そこで、一つの行動について取り上げることが必要になります。
 

6. 過去の蒸し返しをせず、今のことを話題にする

例えば、「内緒で大きな買い物をしてしまった」ことについて話し合っているとしましょう。段々と、「いつも、そうやって……」「以前も……」と過去に起きたことを言いたくなってしまいます。しかし、過去のことを引き合いに出すと、相手に「お前はなにも変わらない」という負のメッセージを与えてしまうことになります。
 

7. 自分の発言・行動に責任を持つ

「お前が、機嫌が悪くなるから、我慢したんだよ」「私が我慢してれば、なんでも頼んでいいと思って!」と怒っているとき、そこには「あなたのせいで、私はこの行動をとっているんだ」という態度があります。このような自分発言・行動に責任を持たない態度を続けてしまうと、コミュニケーションが上手くいかなくなります。たとえ、相手に気を使って自分が選んだ行動だとしても、その行動を選んだ限りは文句を言わないという意識を持つ必要があります。
 

8. 1回の話し合いで結論を出そうとせず、落ち着いているときに話し合う

上手くいかない夫婦の話し合いは、1回の話し合いで全てを解決しようとしている場合です。1回の話し合いで解決しようとすると、話し合う話題が増え、お互いに批判的になる可能性が高くなります。例えば、「今度の日曜日の予定」について長く話しているのに、「休日をダラダラ過ごしている」「買い物にお金を使いすぎている」などの違う話題が出てきて、最終的に「あなたは、怠け者よ」「お前は、浪費家だ」などのような批判的な言葉が出てくる可能性があります。話し合いの雲行きが怪しくなってきたら、すぐに休憩を挟んで、落ち着いた気持ちの時に話し合いを始めるようにすることが必要です。


家庭で過ごす時間はとても長いものです。そして、生活をしていく基盤になっていく場所でもあります。常に円満な家庭はありませんが、これらのポイントを守ることで、居心地がよい家庭に近づけると思います。

 
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※当サイトにおける医師・医療従事者等による情報の提供は、診断・治療行為ではありません。診断・治療を必要とする方は、適切な医療機関での受診をおすすめいたします。記事内容は執筆者個人の見解によるものであり、全ての方への有効性を保証するものではありません。当サイトで提供する情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、各ガイド、その他当社と契約した情報提供者は一切の責任を負いかねます。
免責事項