スキンケア/フランス式美容法

パリジェンヌ流リップケア!魅惑のぷるぷる唇の秘訣

フランス人にとって、唇は女性らしさをアピールする重要なパーツ。パリジェンヌが実践しているリップケア方法を取り入れて、ぷるんと潤いのある魅力的な唇を作りましょう。

立神 詩帆

執筆者:立神 詩帆

フランス流美容ガイド

フランス人にとって、唇は最も官能的なパーツ

フランス人が思い浮かべる、美しい女優といえば、レティシア・カスタ、モニカ・ベルニッチ、若き頃のブリジット・バルドーらの名が挙がります。彼女達に共通しているのが、官能的な唇!
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下唇がふっくらした、アヒル口の代表ブリジット・バルドー


フランス人の人生にとって重要な3要素、「食事、会話、センシュアルな行為」は、唇が重要な役割をはたします。
顔の中で、唇は異性にアプローチするのに、最も官能的なパーツであり、ふっくらとした厚みのある唇は、美しさの象徴とされているのです。

「私のふっくらした唇は美容整形の失敗によるもの」と激白して話題になった、エマニュエル・ベアールを例をとっても、フランス人にとって、唇がいかに大切なパーツであるかが分かります。

パリジェンヌの意外な悩みは唇? 憧れは「日本人のふっくら唇」

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ふっくらとした唇は、パリジェンの憧れ!

 
驚くことに、筆者がフランスに住んで以来、時々聞かれるのが「あなたの唇ってナチュラル?」という質問。唇の薄い人が多いフランスでは、唇の薄さをコンプレックスに感じている人が多く、日本人のような、ふっくらとした厚みのある唇は憧れるものなのです。

フランス女性達は、口紅を塗るときは、輪郭よりも大きく描き、口紅で輪郭の内側を塗りつぶし、グロスを塗ってツヤ感を出して、ふっくらとした唇を演出します。

フランス人にとって薄い唇のデメリットは、「淋しげに見える、冷たそうに見える、食事に興味がないように見える、キスするときに感触が良くない……」などが挙げられ、理想の唇を手に入れるために、美容整形を受けることもそう珍しいことではありません。


唇はとてもデリケートなパーツ

秋・冬になると、かさかさ唇に悩まされる人も多いですよね。これは、唇には皮膚にあるような皮脂膜がなく、水分が蒸発しやすい状態にあるから。さらに、細胞間脂質や天然保湿因子(NMF)が少ないため、潤いを保つことが難しく、乾燥しやすく、荒れやすいパーツといえます。
また顔の中でよく動かす部分なので、ダメージを受けやすい状態にもあります。

一方、皮膚のターンオーバーが通常28日であるのに比べて、唇のターンオーバーは一週間程度と言われています。つまり、それだけダメージの回復が早いということ。こまめにケアすればするほど、潤いのある状態を保つことができるのです。こまめに保湿効果のあるリップクリームを塗るなどして、ケアを心がけましょう。

美しい唇を保つための、3つのNG!

・舐めるのはNG
乾燥しているからといって舌で舐めると、よけいに乾燥してしまいます。リップクリームなどで油分を補って、保湿するようにしましょう。

・紫外線はNG

唇は皮膚がとても薄く、メラニン色素がほとんどない部位です。そのため、刺激を受けやすく、紫外線にもダメージを受けやすい部位です。紫外線カットの効果のあるリップクリームを塗り、一年を通して、紫外線対策を行うようにしましょう。

・タバコはNG
喫煙すると、唇が紫っぽくなったり、黒ずんだりしてしまいます。
ニコチンにより血管が収縮し、血液循環が阻害されることや、喫煙によって一酸化炭素を吸い込み、血液中のヘモグロビンが酸素を運ぶことができず、酸素不足となるためです。さらに、ビタミンCが破壊されることで、色素が沈着しやすくなります。
また、タバコの煙が直接触れるため、唇が乾燥して、荒れる原因になります。


次のページでは、パリジェンヌが実践しているリップケアをご紹介します。

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