バットマン・スートゥニュの「スートゥニュ」 は 「支える」 という意味。軸脚をドゥミ・プリエにしながら動脚を前・横・後ろのいずれかに出し、動脚の膝を伸ばしたまま軸脚に引き寄せ、両脚で第5ポジションのア・テール、ドゥミ・ポアント、ポアントのいずれかに立つ動きです。
日本語に訳すと 「スートゥニュ」 は 「支える」 という意味になります。軸脚を支えながら、動脚を動かします。軸脚をドゥミ・プリエにしながら動脚を前・横・後ろのいずれかに出します。その後動脚の膝を伸ばしたまま軸脚に引き寄せ、両脚で第5ポジションのア・テール、ドゥミ・ポアント、ポアントのいずれかに立ちます。
軸脚の開始ポジションと終わりのポジション
軸脚がア・テールから開始する場合、動脚を第5ポジションに引き寄せるときもア・テールにします。軸脚がドゥミ・ポアントから開始する場合は、引き寄せるときもドゥミ・ポアントにします。ポアントも同様です。ドゥミ・ポアント、ポアントに上げてからドゥミ・プリエに戻るときは、膝の伸びを保ったまま下り、かかとが床に触れてからドゥミ・プリエを始めます。この動きがスムーズに行われるように注意します。
軸脚
軸脚はバットマン・タンデュを通して出す場合と膝を曲げて行う場合の、2種類の出し方があります。動脚を曲げて行う場合の膝は、曲げきるまで軸脚は伸ばしたままにし、各方向 (前・横・後ろ) に出すときに軸脚をプリエにして行きます。バットマン・タンデュを通る場合も膝を曲げる場合も、動脚はア・テール、45度、90度のいずれかの高さで行います。ア・テールに出す場合はク=ドゥ=ピエ、45度の場合はふくらはぎの中ほど、90度の場合は膝の高さまでつま先を上げます。
◎バットマン・スートゥニュで大事なこと
大事なことは、軸脚と動脚の滑らかな動きにあります。動脚を伸ばしていくのと同時にプリエを始め、引き寄せてくるのと同時にプリエから伸びます。そしてドゥミ・プリエは中途半端なに位置で止めずに深める事が大事です。ドゥミ・プリエを深めることで、膝の柔らかさと弾力性を養うことができます。バットマン・スートゥニュは大変難しい動きです。プリエを深めるときの上半身の保ち方が難しいのです。腹筋と背筋で上半身をまっすぐに保つこととがとても重要です。
ぜひ上半身の強さと両脚の滑らかな動きを獲得し、バットマン・スートゥニュの動きをマスターしてください。