英語圏における月のイメージとは?

仲秋の名月に宵待ち月、立待ち月など、日本には月を愛でる習慣があります。彼の夏目漱石が、I love you の翻訳は「月が綺麗ですね」だと説いたいう逸話もあるほどです。そんな日本の月にまつわる文化や習慣を英語で説明してみませんか?

日本ではロマンチックなイメージを持たれるお月様ですが、英語圏では、満月は一時的な不眠症を引き起こすと信じられていたり、オオカミに変身するなどの特殊な精神状態を連想させます。さらに、lunarは「月の」という意味ですが、lunaticが愚かなという意味の単語であることを考えても、月には良からぬイメージがあるようです。

特に、アメリカの秋の一大祭りと言えばハロウィーンですが、月のイラストは魔女やお化けと一緒に用いられています。ちなみに、おどろおどろしくない秋のお祭りとしては、Thanks giving dayという収穫をお祝いするお祭りが盛んです。

こうした文化の違いがあるからこそ、日本の月を愛でる習慣を海外の方に英語で説明出来ると良いのではないでしょうか。

月の呼び名

まず、月の名称をご紹介します。

1. 三日月:crescent moonまたはhorned moon, new moonと言います。crescentは、ラテン語でincreasingを意味します。パンの種類であるクロワッサンの意味がありますから覚えやすいですね。hornedは、角の形をしたという意味ですから、こちらもわかりやすいでしょう。

2. 半月:half moonと言います。上弦はearly(new)moon, 下弦はwaning (old)と区別されています。

3. 満月:full moonです。こちらは説明の必要はありませんね!

それでは、秋の名月の名称を見てみましょう。

1. 仲秋の名月:harvest moonと言います。秋分の頃、穀物の実りの頃の月という意味です。
harv

Harvest moon



2. 立ち待ち月:17-day-old moonと言います。日本では、待ちきれずに立って待つほど美しいと考えられているわけですね。英語圏には日本のようなお月見の習慣はないため、新月から何日目の月であるかという事実が、そのまま名称になっています。

お月見について説明してみよう

お月見は、moon viewingと言います。お花見はsakura viewingですので、春と秋の美として一緒に覚えてしまいましょう!

例)The moon viewing day in 2015 is September 27th.
2015年の仲秋の名月(お月見日)は、9月27日です。

Moon-viewing dumplings or tsukimi-dango and pampas grass are given as offerings during moon viewing.
お月見のおだんごや、すすきをお供えして月を眺めます。

お月見団子は、rice dumpling for moon viewingと説明することも出来ますね!

お月見の由来は?

もともとは中国の習慣だそうですが、日本に伝わった平安時代に貴族達がはじめたと考えられているようです。

例)Heian Era aristocrats viewed the moon from boats, enjoying the reflection of the moon on the water’s surface.
平安時代の貴族たちは船に乗って、水面に揺れる月を楽しんでいました。

文化によって、月のイメージはいろいろですね。日本の月を愛でる文化をこれからも大切にしたいものです。




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