なぜ不快な感情にとらわれてしまうのか?

怒り・落ち込み・不安などが長いあいだ続き、不快な感情にとらわれてしまった経験は誰にでもあるでしょう。不快な感情にとらわれ続けるとストレスはどんどんたまっていきます。そんなとき、私たちには次のようなことが起こっているのです。

■不快な感情にとらわれ始めたことに気がついていない
歩きなれた道を歩いている時や、やりなれた家事・仕事をしている最中に、嫌なできごとを思い出して落ち込む経験は誰にでもあると思います。しかし、「嫌なできごとについて考えだした瞬間」には、なかなか気がつかないものです。嫌なできごとにとらわれだしたことに気がつかなければ、そこから抜け出すことは難しくなってしまいます。

■感情を発散しようとして、余計に感情にとらわれてしまう
瞑想

マインドフルネスの練習は、座っていなくても可能です。


不快な感情を感じると、それを発散させようと様々な行動をとります。例えば八つ当たりや、「どうしよう…」と考えこむことも、感情を発散させようとする行動です。しかし、これらの行動では感情は消えないのです。それどころか余計に強まってしまい、不快な感情が残っていることに敏感になってしまいます。


マインドフルネスではどう解決するか?

マインドフルネスは、アメリカで新しいストレス・マネージメント方法として注目され、グーグルやインテルの社員研修でも使われていることで有名です。起源はインドの瞑想にあります。
その本質は、「不快な感情にとらわれ始めたことに気がつき」「感情を発散しようとせずに、受け止めていく」というところにあります。そのためにマインドフルネスでは、「今どのような感情があるか」「どのような考えが浮かんでいるか」を常に観察できるような練習を行っていきます。

次のページでは、マインドフルネスの習得方法について紹介します。