ジャズ/ジャズ入門

ジャズ版ディベート・ゲームで楽しく学ぼう!(2ページ目)

ジャズにはちょっと興味があるけど、難しそうでという人は結構多いのでは。そこで、ゲーム感覚でジャズを楽しく学べる三つの方法(ジャズ版ケヴィン・ベーコンゲーム、ディベート、ブラインド・フォールドテスト)を三回に分けてご紹介します。その第二弾は「ジャズ版ディベート・ゲーム」です。楽しんで学んでくださいね!

大須賀 進

執筆者:大須賀 進

ジャズガイド

ジャズ版ディベート・ゲームをやってみよう!

ゲームを始める前に、今回のお題となったホークこと「コールマン・ホーキンス」とプレズこと「レスター・ヤング」を解説します。

コールマン・ホーキンス(ホーク)
1904年11月21日生まれ、1969年5月19日没
1920年代前半からプロとして活動し、ルイ・アームストロングらと共演。そのテナーサックス技法に磨きをかけ、1939年にはその曲の決定盤と言われる「ボディ・アンド・ソウル」の名演でその名をとどろかしました。多くのスウィング時代のミュージシャンが、モダンジャズ期には対応できなかったのに反して、モダンジャズ期に入っても活躍を続ける。「テナーサックスの父」と呼ばれました。

Body And Soul

Body And Soul

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「ボディ・アンド・ソウル」
ホークの名を一躍有名にした「ボディ・アンド・ソウル」。いまだにこの曲の決定的名演と呼ばれる堂々たる演奏です。初期のベスト盤ですので、そのほかにも名演が詰まっているのもおススメ。

レスター・ヤング(プレズ)
1909年8月27日生まれ、1959年3月15日没
音楽一家に育ち、自身も若くしてプロの道へ。1930年代から頭角を現し、カウント・ベイシー楽団のスターになります。ホークとは正反対の流れるようなプレイが評判になり、バンドともども絶頂期を迎えます。ヴォーカルのビリー・ホリデイから「大統領(プレズ)」というあだ名をもらい、それが広まりました。モダンジャズ期の多くの奏者に大きな影響力を持ちました。

Kansas City Sessions

Kansas City Sessions

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「カンサス・シティ・セッション」
絶頂期のプレズの快演が聴ける名盤。古いのに、なんか新しい不思議なプレズのサウンドに注目。ホークと聴き比べをすれば、当時のプレズの感覚がいかに進んでいたかを実感できる。「アイ・ガッド・リズム」の3ヴァージョンがアドリブの違いを感じられて楽しい。

二人の代表作についてはコチラも参照ください。

さあ、お題とルールがわかったところで、次のページで実際やってみましょう。
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