チャーターで楽しむ、“秘境”奥西表の大自然(2ページ目)

チャーターならではの発見。奥西表の大自然を満喫！

チャーターの何がよいかというと、言わずともそれはもう完全に自由であること！　ダイナミックな奥西表の大自然に触れるなら、自分の体力や運動能力に合わせて自由自在に動けるチャーターが一番有効です。通常のツアーでは他の参加者の方々と常に同じ行動を取ることを要求されるので、団体行動が苦手でツアー嫌いという人も少なくないはず。

チャーターなら好きな場所に好きなだけいることができるし、泳ぎや潜りのレベルに合わせて無理なく最大限に自然を体感できます。もちろん、集合時間も自分たちの好きな時間に設定できるので、朝は苦手なのでゆっくりスタートしたいという人には嬉しいポイントですね。またペットも一緒に連れていくこともできます。
船底がグラスになっている「ふね家」のボートで行く奥西表は、子供や年配の方にも大好評。海中を映し出すグラス部分には、さんごや魚たちはもちろん、運がいいとウミガメの姿を覗けることも！　メニューは好みに応じて自由に組み立てられますが、西表の海といえばなんといっても、さんごの海でのシュノーケリングです！　

まずはその海の世界の素晴らしさを覗きに出かけましょう。一言で奥西表といってもポイントによって生息するさんごの種類が違うので、行く場所によって異なる海の世界に触れることができるのが魅力。その素晴らしさは、まさに“一見は百聞にしかず”。海の中一面がこんなさんごの花畑だっとは!?と驚きの声を上げずにはいられないと思います。好きなだけシュノーケリングを楽しんで、お腹が減ったら誰もいないプライベートビーチでランチBBQなどいかがでしょう。お昼寝をして、ビーチでのんびりと過ごした後はマングローブの川を探索と山と海両方ありの贅沢プランも可能です。
海好きなら、もう思い切って一日中奥西表の海を探検というのがおすすめ。お茶畑のような珍しいさんごが広がるポイントで泳いだり、深いブルーに包まれるディープブルーの世界も体験できます。もちろん、泳いでいればあちこちでウミガメとも遭遇。青い世界から現れて、青い世界に消えていくウミガメたちの姿は自然の悠久を感じさせるもの。何度見ても飽きることがありません。
奥西表の自然に精通した船浮出身の船長がリクエストに応えて、その日一番楽しめるようコースをアレンジしてくれるので、事前にどしどし希望を伝えてみるといいと思います。船長と一緒に歩く船浮集落散策では、船浮や西表島にまつわる興味深いお話を聞くことができるので、はじめて船浮を訪れるという人はぜひ。集落にある船浮資料館も一見の価値あり。船浮集落の歴史や自然に関する展示物を見ることができます。ちなみにこの資料館は元船浮小の教員であった船長のお父さんが退職後に個人でつくられたものだそう。

西表島を楽しむには、海にしても山にしてもどうしても船が必要となるので、何らかしらの形でツアー参加が必要となります。小さな子供やお年寄りがいるファミリー旅行なら、他の参加者もいるツアーに参加するよりもチャーターのほうが断然気が楽なので三世代の家族旅行で利用する人も多いそう。そもそも西表島のさらに奥、船浮まではそうしょっちゅう行けるわけではないので、ここまで来たのなら多少費用はかかってもチャーターで思いっきり自分のしたいように大自然を体験してみるほうが絶対的にお得なような気がしませんか？

とはいうものの、一人旅では無理だし、お財布の事情的に厳しい…というシチュエーションもわかります。そんな人は「ふね家」が開催する一般のツアーに参加してみてはいかがでしょうか？　奥西表のポイント数箇所でのシュノーケリングと船浮散策がコースになっています。

そして、奥西表がとっても気に入ってしまったという人は迷わず船浮への宿泊をおすすめします。観光客が帰ってしまった後の静かなイダの浜を独り占めできるのは船浮に泊まった人の特権。素朴な風景がまだまだたくさん残る船浮集落に滞在して、そこに暮らす人々に交じり過ごす時間は特別なもの。ただ、船浮には宿泊施設も数軒しかないのでハイシーズンはご注意を。
船浮集落の入り口には「ふね家」が運営する「御宿 奥西表」があり、こちらは1日1組限定のコテージタイプの宿。小さい子供がいる家族やカップルでプライベートな空間を大切に過ごしたい人におすすめです。賑やかに過ごしたいという人は民宿へ。宿の人から色々と興味深いお話が聞けるかもしれません。船浮の民宿は「ふなうき荘」と「民宿かまどま」の2軒となります（2015年7月現在）。

西表島 船で行く秘境ツアー ふね家
八重山郡竹富町字西表2437（船浮）
お問合せ：090-4470-5966（8:00～21:00）