アイルランド的な銅像、石像の数々
オコンネルストリートの入り口にある国の英雄オコンネルの像
オコンネルネルストリート界隈の銅像たち
在りし日のオコンネルストリートの風景。当時から通行量の多い通りだったことがわかる
オコンネル像
イギリスの統治時代の19世紀初頭、カトリック教徒の選挙権や議会の議席獲得、公職に就く権利の獲得のために戦い、カトリック開放令に貢献した人物。ダブリンの中心地でもひときわ大きなこの通りの名前になっているだけでなく、通りの先頭に立つオコンネル像。アイルランドの歴史の中でいかに重要な人物であったかががわかります。
パーネル像
19世紀末のアイルランドの政治指導者チャールズ・スチュワート・パーネル。イギリスの不在地主からアイルランドの農民の土地に戻すために尽力し、自治を目指して活動した政治家。リフィーリバー側から見てオコンネルストリートの終わりあたりに交差するパーネルストリートにあります。
■ジェームス・ジョイス
アイルランドの文豪の中でもひときわ有名であり、また「ユリシーズ」や「ダブリナーズ」をはじめ、ダブリンの街を舞台にした作品を多く残しているジョイスの像はオコンネルストリートのちょうど真ん中あたりに位置するカフェ「kylemore」のすぐ横、タルボットストリートにあります。
クーフリン
同じくオコンネルストリートの真ん中あたりに位置し、オコンネルストリートをはさんで前述のカフェ「kylemore」の逆側に位置するのが中央郵便局。この中にはケルト神話に登場する戦士クーフリンの美しい像があります。もともとの美しい容貌とは対照的に、戦いになると、普段からは想像もつかない姿に変わったとも。
■ジム・ラーキン
アイルラン20世紀初頭、ダブリンの街はスラム化し、
ジム・ラーキン像
ダブリン南側界隈の銅像たち
北側と比較すると、よりユニークな印象の銅像、石像が多いのが南側のエリア。■ジョージ・サルモン(トリニティカレッジ内)
本人は嫌われ者でありながら人気のある像ジョージ・サルモン
モリーマロン像
ダブリンを舞台にしたフォークソングのモチーフにもなっている魚売りの女性の像。人通りの多いグラフトンストリートのそばに位置することから、ダブリンを訪れた人なら必ず一度はお目にかかるこちらの銅像は、観光客にとにかく人気。いつも写真を撮る人たちで人だかりができています。
ジェームスジョイスの胸像
タルボットストリートにあるジョイスの像のほか、ダブリナーたちの憩いの場である9ヘクタールからなる公園セントスティーブンスグリーン内にもジョイスの胸像があります。
■オスカー・ワイルド(メリオンスクエア内)
オスカーワイルド
今回は主なものをご紹介しましたが、まだまだ他にもたくさんあるダブリンの銅像の数々。気になるものがあれば、石碑やプレートをチェックして後で調べてみれば、アイルランドという国をさらに知るきっかけになりそうですね。