有名シェフがプロデュース!

スクレン料理

松が飾り。牛肉の髄とともに食べるタルタルは、スクレンの1品

バルセロナには、この土地ならではの伝統料理がおいしいお店がたくさんあります。一方でバルセロナの料理には、モダンで前衛的な料理が多いという特徴もあります。その理由は、スペインの北東に位置し、首都のマドリードよりフランスが近いこともあり、昔から外国の料理の影響を受け洗練された料理が求められたからでしょう。

例えば、もう閉店してしまいましたが、バルセロナの隣の県ジローナにあったミシュラン3つ星レストラン「エル・ブリ」が、世界的にモダンスパニッシュ料理を広めたと言われています。「エル・ブリ」がなくなった今でも、バルセロナ市民だけでなく世界各国の旅行者が最新のスペイン料理に注目しているのは、その影響を多大に受けていることの証明です。

お店の方

スクレンのマネージャーさんと日本人のセカンドシェフ

バルセロナにおすすめのお店は数々ありますが、今回は2012年にオープンした「スクレン」をご紹介します。このお店は「コメルス24」というミシュラン1つ星レストラン(現在は閉店)のシェフ、カルレス・アベリャン氏がプロデュース。アベリャン氏は「エル・ブリ」出身なだけに最新テクノロジーを利用した繊細な料理が得意です。

では「スクレン」の魅力に迫ってみましょう。

真似できないセンスのよさが光る店

スクレン

カウンターが印象的な縦に長い店内。実は2階にもテーブル席があります

「スクレン」は昔の建築物の面影を残した木製の扉で、店の外の壁のボードにメニューが書かれていたりと、外観は一見、素朴な雰囲気のレストラン。扉の向こうにも木のテーブルに鉄製のアンティーク調の椅子、タイル張りのカウンター、カウンターの後ろに並ぶ木の棚……などなど、まるでインテリア雑誌に掲載される田舎の家のようです。こんなお店では地元の郷土料理などが出てきそうですが、実際には最新技術を使った地元カタルーニャ州の料理のお店です。

デザート

かわいいイチゴのデザート。デザートの種類も豊富でしっかり美味しい

例えば、とびこが散りばめられ、牛の髄と一緒に食べる牛肉のタルタル。鰯の燻製にアーモンドやにんにくのソースをかけて食べるもの、ヨーグルトとバニラクリームを詰めたイチゴがバラのゼリーの上に置かれたデザートなど。チーフシェフのアイデアが光る料理が並び、世代や国籍を問わず人気があります。初めての方は、シェフのおすすめコースを試してみてください。10~15皿から成り、50ユーロ、60ユーロ、70ユーロの3コースがあります。

カジュアルさと素朴さが計算された素敵な雰囲気のレストランで、一流の料理が食べられるというのがこの店。

同店があるラバルは、昔はあまり治安のよくないエリアでしたが、開発がすすみ、小さくてもユニークなショップやバル、レストランが多い若者に人気の地区です。「スクレン」は、そんなラバル地区の中心、巨大なネコの像で有名な「ラ・ランブラ・デ・ラバル」の広場に面しています。

観光がてらにぜひ立ち寄ってみてください。

<DATA>
SUCULENT(スクレン)
住所:Rambla del Raval 43, Barcelona
TEL:(34) 93 443 6579
営業時間:13:00~16:00、20:00~23:30
定休日:月、火曜
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