輸入車/注目の輸入車試乗レポート

輸入オープンカーの選び方 クラス別のおすすめは?(6ページ目)

一度は乗ってみたいと思いつつも、ほとんどの人が経験することのないオープンカー。空と風を感じてのドライブは気分爽快! 趣味のクルマとしては最高のパートナーです。今回は実用コンパクトからスポーツカー、さらにはハイエンドスーパースターまで、5つのボディサイズ別におすすめモデルを紹介していきます。

西川 淳

執筆者:西川 淳

車ガイド

お好きなモデルをどうぞ「ハイエンドスーパースター」

ポルシェ918スパイダー

プラグインハイブリッドを用いたスーパースポーツ、ポルシェ918スパイダー。世界限定918台が販売され、価格は684800ユーロとされた。2011年に登場、今年6月に生産を終了している

オープンカーだから、屋上屋を重ねるとは言いづらいけれど、世の中には、とんでもないオープンカーも存在する。生産の終わったブガッティヴェイロン・グランスポーツや、限定生産のポルシェ918スパイダーなどがその代表格だけれども、もう少し“現実的”とはいえ夢のようなモデルにも、オープンモデルの設定はある。
マクラーレン650Sスパイダー

CFRP製モノコックボディを採用、P1由来のフロントマスクをまとったマクラーレン650Sスパイダー。650psを発生する3.8L V8ツインターボを搭載。価格は3400万円

スーパースポーツでは、マクラーレン650Sスパイダーフェラーリ458スパイダーの一騎打ち。もうじきここにランボルギーニウラカンスパイダーが加わり、フェラーリも秋には488スパイダーへとチェンジするから、本当に買う気があればそこまで待った方がいい。現時点でベストな選択肢はというと、マクラーレンだろう。何といってもこのクルマ、パフォーマンスはオープンなのにクーペと全く変わらない。乗り心地もよく、サーキットシーンではとてつもない性能を発揮。万能スポーツ選手である。
ランボルギーニアヴェンタドールロードスター

100%新設計された、ランボルギーニのフラッグシップモデルがアヴェンタドール。700psの6.5L V12エンジンにシングルクラッチの7速ISRトランスミッションを組み合わせる。価格はロードスターが4793.472万円

スーパーカーのオープンとしては、その上にランボルギーニアヴェンタドールロードスターがある。SV版のロードスターも8月にはデビューするが、いずれにせよ浮世離れしている。ちなみに、アヴェンタドールロードスターのルーフトップは2分割の“手動”だ。収納、設置、ともに割と、面倒。
ベントレーコンチネンタルGTC

ベントレーの基幹モデル、コンチネンタルGT。ソフトトップを備えたコンバーチブルは特別なモデル以外のすべてのグレードに用意される。価格は2315万~2855万円

もう少しラグジュアリーに乗りこなしたい。そういう方にはブリティッシュハイエンドを。ベントレーコンチネンタルGTCアストンマーティンヴァンキッシュヴォランテ、さらにはロールスロイスも新型モデルをドーンと出す予定。このあたりまでくると、筆者が何をアドバイスしても始まらない。お好きなモデルをどうぞ、と言いたい。あえてアドバイスするとしたならば、コンチネンタルGTCのマイナーチェンジ版、そしてロールズの新型車登場を待って、決断されてみてはいかがだろうか。

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