幼少期に集中力の土台をつくることが大切!
集中力のある子の育て方とは
集中力を保つための効果的な方法は色々ありますが、それは基礎があってこそ活かされるものです。集中力の土台が育まれる幼少期に、ぜひ心がけていただきたいことがあります。
集中力のある子の育て方
そのときは大変でも、その先の喜びを知っていると、辛いことや苦しいことでも、集中して頑張ることができるものです。また、何をするにもやらされていると感じていては、やる気も生まれません。自分の意志でやっているという自覚が大切です。つまり、達成する喜びを知り、意欲的、自発的に取り組む姿勢と、できるまで頑張る精神力を身に付けることが集中力につながります。
集中力の土台が育まれる幼児期から小学校低学年のころにかけて、心がけるべきことを具体的に挙げてみましょう。
●子どもの探究心を育てる
親子で散歩して何かを発見したり、本を読んだりする中で、子どもが興味を持ったことがあれば、それをさらに深く広く知りたいと思う気持ちを応援してあげてください。たとえ、大人にとってはつまらないことでも、決してばかにしたりしないようにしてください。
●子どもの「なぜ?どうして?」を大切に
子どもが質問したときは、丁寧に答えてあげてください。わからない事をいい加減に答えたり、「そんなことは知らなくていいのよ」と逃げたりはしないでください。わからないことや説明しにくいことは一緒に調べればいいのです。そういう姿勢を見せることが大切なのです。
●子どもに決断させる
何をするにも、親が決めてしまうのではなく、子どもに決めさせるよう心がけてください。子どもに決めさせるのが難しい時は、いくつか候補をあげ、子どもに選ばせるようにしたり、「〇〇ちゃんはどう思う?」と尋ね、子どもと相談したりして、子どもの意思を尊重しましょう。
●達成感を味わわせる
できなかったことができるようになる喜びを味わわせるためには、その子どもにあったレベルを知ることが大切です。難しすぎて到達できなくても、簡単すぎても、達成感を味わうことができません。
●頑張ったことをほめる
できなかったことができるようになるまで、粘り強く、ときには何かを犠牲にしてまでも頑張らなければならない時もあるでしょう。頑張ったその努力をほめることを忘れないでください。
●健康に気を付ける
心身共に健康でないと集中力は育ちません。早寝早起きの規則正しい生活リズムを保ち、朝食もきちんととることが大切です。
集中力の土台が育たないNG子育てとは?
過保護、過干渉になりすぎていませんか
親が過保護で、手を出し過ぎると子どもの自立心が育ちません。また、干渉し過ぎると、何をするにも親に気に入られようとして、自分というものが無くなってしまいます。
●乳幼児期から無理やり勉強をさせる
例えば、速さを競って反射的に答えるような訓練ばかりしていると、考える力が育ちません。強制的に勉強をさせることはしないでください。親の指示がないと何もできない子になったり、逆に親の言うことに反抗ばかりする子になってしまうことも多いようです。
●親のストレスが子どもに影響を
母親が夫婦喧嘩や近所づきあい、仕事上の悩みなどが原因で、ストレスを抱えていると、子どもも落ち着きがなくなり、物事に集中できなくなってしまいます。
母親がストレスを抱えていると家族みんなに影響してしまいます。家族のためにも、家族に協力してもらい、自分の時間を作り、ストレスを解消することが大切です。
●習い事が多すぎる
習い事が多く、追い立てられるような毎日だと、子どもは何に集中していいのかわからなくなってしまいます。そして、やってるというより、やらされているという気持ちが強くなり、自主性が育ちません。
●朝食を食べさせていない
朝食を食べていない子どもは授業中、じっと座っていることができず、椅子をガタガタさせたり、隣の子とのおしゃべりが多いといわれています。朝食をとらない子どもたちは、体温が36度未満の低体温の場合が多く、そのため、脳の働きが鈍くなっています。朝食を食べることは脳の活性化につながります。
【関連記事】