フォンニャ－ケバン国立公園／ベトナム(5ページ目)

フォンニャ－ケバン国立公園のその他の見所

観光客が訪れるのは、すでに紹介したフォンニャ洞窟、ティエンソン洞窟、ティエンドゥオン洞窟、トイ洞窟にほぼ絞られる。これ以外にも公開されている洞窟は存在するが、レンジャー同伴が義務づけられていたり、時期が限られていたり、人数が集まらないとツアーが催行されなかったりするので注意が必要だ。

■フォンニャの町
フォンニャ－ケバン国立公園の中、ソン川の畔にたたずむ小さな町。町はタワーカルストの中にあるので、自転車やバイクを借りて走り回れば絶景に巡り合える。ホテルや旅行代理店が並んでおり、町で気軽に洞窟ツアーに参加できる。

■エン洞窟（スワロー・ケイブ）
ソンドン洞窟にほど近い洞窟で、道路がないためトレッキングでアクセスする。深いジャングルの中に高さ120m・幅170mという巨大な入口が口を開けており、10万匹以上のツバメが生息するという。全長1.6kmで、地底湖の水はエメラルドブルーに輝いており、その畔でキャンプする2～3日間のツアーが催行されている。
■チュイクン洞窟（アクアリウム・ケイブ）
巨大な地下河川が流れる洞窟で、青く澄んだ美しい水で知られる。トレッキングや水泳で探索し、洞内でキャンプできる点はソンドン洞窟やエン洞窟と同様だ。

■モック・スプリング・エコトレイル
モック・スプリングは巨大な湧水地帯で、周囲には美しい自然が広がっている。エコトレイルではジャングル・竹林・滝などが見学できるほか、カヤックによる川下りが楽しめる。

これ以外にも、園内最長を誇るケーリー洞窟、滝や湿地帯などを有するヴァ洞窟など、新しい洞窟も次々と発見されている。洞窟の公開状況やツアーの有無はよく変わるので、気になる人は訪ねる前に調べてみるとよいだろう。