オスロで一番おいしいコーヒーを淹れるバリスタ、トップ3が揃うカフェ!
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コーヒー先進国のノルウェーの首都オスロで、特に有名なカフェがJava(ヤヴァ)とMocca(モッカ)です。経営者は、2000年度の世界バリスタチャンピオンシップの初代優勝者の座に輝いたノルウェー人のロバート・トーレセン氏。
ノルウェーのコーヒー業界のムーヴメントは、ロバートなしでは語ることができないほど、北欧コーヒーという分野に大きな変革を起こした1人です。
詳細は、「ノルウェーのコーヒー文化」
オスロのトップスリーのバリスタが揃う、伝説のカフェJava
オスロのバリスタトップスリー。左から、オスロ地区大会1位のリーセ・ルーモ。地区大会2位&全国大会で優勝し、ノルウェー代表となったアレクサンデール・ハンセン。過去のノルウェー代表でもあり、2015年度の地区大会では飛び入り参加し、(事前練習ゼロなのに)3位に輝いてしまったラスムス・ヘルゲボースタ Photo:Asaki Abumi
世界大会で各国の代表と競う中、ライバルたちの淹れたコーヒーを味見した時、ハンセン氏が「一番おいしい!」と今でも強く記憶に残っているのは、日本代表の岩瀬由和さんが淹れたエスプレッソだそうです。
なぜ、Javaは超一流のバリスタを、続々と輩出できるのか?
世界王者に輝いたロバートが経営するカフェから、なぜ多くの才能ある人材が育つのでしょうか? インタビューに答えてくれたロバートは、「僕はバリスタたちに特別なトレーニングはしていない、モチベーションを高められるように相談にはのるけどね。秘訣があるとしたら、Javaがオープンした1997年から培ってきた歴史と環境にある。JavaとMoccaには、互いをサポートしあう体制がある。そして、Javaには、18年間という歳月をかけて、レベルの高いクラフトサービスをするコーヒーカルチャーがしっかりと根付いている」。Javaのトップスリーは、アレックス、リーセ、ラスムス。アレックスとリーセは、今の実力にたどり着けたのは、「(過去にも何度かノルウェー代表となった)ラスムスの素晴らしいトレーニングのお陰」とすぐさま即答しました。
フグレントウキョウ出身のバリスタで、現在はJavaとMoccaの両店でワーキングホリデーで働く吉田 友翔さんも、「現場でのオペレーション能力は非常に高い」と話します。
優れた人材、環境、経験値、そしてプロのバリスタとして、コーヒーにとことん向き合っていく熱い姿勢が、今の素晴らしい結果を生み出しているのでしょう。