コタキナバル/コタキナバルのグルメ・レストラン

コタキナバルで食べるご当地麺、トゥアランミーゴレン

コタキナバルを始めとするサバ州の各地ではその土地でしか食べられないご当地麺料理が数多く存在します。その中でもコタキナバルの北に位置するトゥアラン郡発祥の麺料理トゥアラン・ミーゴレンはローカル一押しのご当地B級グルメ。そんなトゥアラン・ミーゴレンの魅力と人気のお店をご紹介します。

今村 志帆

執筆者:今村 志帆

コタキナバルガイド

コタキナバルのご当地B級グルメ!トゥアラン・ミーゴレン

トゥアランミーゴレン

センヒンのトゥアランミーゴレン。右のトムヤムミーも人気メニュー。

日本で比較的知られているマレーシア料理といえば、ナシゴレン、ミーゴレン……。ナシはご飯、ミーは麺、ゴレンは炒めるという意味なので、ミーゴレンは炒めた麺、つまり焼きそばのこと。

マレーシアでは甘めのどろっとしたお醤油を使った濃い茶色の焼きそばが主流ですが、コタキナバルではそれとは一味違った「トゥアラン・ミーゴレン」という黄金色の焼きそばも楽しめます。

コタキナバル市の北に隣接するトゥアラン郡の中華食堂で生まれたこの料理は、「トゥアラン麺」と呼ばれるコシのあるちぢれ麺を使った塩焼きそば風ミーゴレン。卵の芳ばしい香りが食欲をそそり、青菜やチャーシューなどの具と麺の食感が絶妙のバランスです。

本場トゥアランまで食べに行くには車で1時間ほどかかりますが、コタキナバル市内にもトゥアラン・ミーゴレンを食べられる店は多数あります。その中でもアクセスしやすくて人気の高い成興茶餐室(センヒン)をご紹介しましょう。

コタキナバルでトゥアラン・ミーゴレンを食べるなら成興茶餐室へ

センヒン

センヒンの店内。メニューごとに作る屋台が分かれています。メニューの写真が掲げられているので指差しで注文可能

1978年創業のセンヒンは街の中心部にあり、メリディアンのすぐ裏の通りに面したクダイコピと呼ばれるオープンスタイルの食堂です。お昼どきは特に多くの地元客で賑わっています。

ここのトゥアラン・ミーゴレンはシーフード入り(9リンギット)にもできますが、まずは基本のチャーシュー入りの「トゥアラン・ミーゴレン」(7.50リンギット)がおすすめ。

ボルネオ通を目指すなら、これに地酒のリヒンを加えて炒めた「リヒン・トゥアランミーゴレン」(11リンギット)もお試しあれ。アルコールがかなり効いているのでお酒好きな方向きですが、やみつきになる味です。

この店はトゥアランミーゴレンだけでなく、トムヤム・ミー(10リンギット)やラクサ(7.50リンギット)も人気のお店。さっぱり味の鶏足のタイ風マリネ(10リンギット)も絶品です。美味しいローカルフードの宝庫なので、滞在中にぜひ立ち寄ってみてくださいね。

<DATA>
■KEDAI KOPI SENG HING(成興茶餐室)
住所:Lot 10, Ground Floor, Block E, Ruang Sinsuran2, Sinsuran Complex, Kota Kinabalu
TEL:088-211594
営業時間:7:00~16:00
アクセス:メリディアン裏の通り、お店横の路地に広がる白いテント席が目印。センターポイントから徒歩5分程度。

※1リンギット=約33円。為替レート、価格は2015年6月現在のものです。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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