日本の面積の約2倍! まずは旅行の目的地選びから

日本ではボルネオ島と呼ばれているので、バリ島、ランカウイ島のようなアイランドリゾートのイメージ持たれがちなのですが、実際はグリーンランド、ニューギニア島につぐ世界第3位の大きさの島で、その面積は日本国土面積の約2倍の広さ。島というイメージからはかけ離れています。
ボルネオ地図

ボルネオ島全体地図。内陸部はほとんどが森やプランテーションで、都市は海沿いに点在しています。

ボルネオ島はマレーシア、ブルネイ、インドネシアの3国の領土に分かれており、またの名をカリマンタン島とも言いますが、通常「ボルネオ」と呼ぶ場合は北半分のマレーシア、ブルネイ側を、「カリマンタン」は南側のインドネシアを指します。一般的に旅行者が行くのはボルネオ側ですので、このエリアガイドではマレーシア領ボルネオを中心にご紹介していきます。

ボルネオの玄関口、コタキナバル

日本からの直行便も就航しており、ボルネオ観光の最大の拠点であるコタキナバル。ここからボルネオ各地への飛行機が出ています。観光都市だけあってホテルやショッピングセンターも多く、ボルネオを訪れるほとんどの旅行者はコタキナバルをメインに滞在されるので、コタキナバル発の日帰りのオプショナルツアーなども各種組まれています。

まずは、コタキナバルから日帰りで行ける近郊のエリアをご紹介します。

<北方面>
コタキナバル市街地からスピードボートで15分、街の対岸に見えているサピ、マヌカン、マムティック、スルグ、ガヤの5つの島はトゥンク・アブドゥル・ラーマン海洋公園に制定されており、サピ、マヌカン、マムティック島では手軽に海水浴、シュノーケリング、ダイビングなどが楽しめます。

より綺麗な海、観光客が少ない穴場のビーチをお探しの方は、コタキナバルから車で北に1時間半のコタブル郊外からさらにボートに乗り換え約45分の離島、マンタナニ島もおすすめ。島に近づくと突然海の色がコバルトブルーに変化する様子は感動的です。

コタキナバルからボルネオ島の北端を目指して車で3時間行くとクダットという町があり、クダットから1時間ほど未舗装道を車で走ると、ボルネオ島最北端の地、ティップ・オブ・ボルネオに到着します。岬の先端から眺める景色は壮観です。

<東方面>
コタキナバルから東に車で約2時間、キナバル登山の登山口のあるキナバル公園本部に到着します。キナバル国立公園の敷地はお隣の国シンガポールの国土面積よりも広く、公園本部から車で40分ほど離れた、温泉で有名なポーリンというエリアも同じ公園の一部です。

キナバル公園観光の目玉のジャングルの地上40mにかかる吊り橋「キャノピーウォーク」があるのはポーリン側で、世界一大きな花ラフレシアが咲くのもポーリン付近になります。公園本部にはキナバル山に分布する植物を集めたマウンテンガーデン(植物園)があります。
キナバル山

東南アジア最高峰。標高4095mのキナバル山は世界自然遺産に制定されています。

<南方面>
コタキナバルの南側に連なる山脈はクロッカーレンジと呼ばれ、キナバル国立公園ほどの地名度はないのですがこのエリアも国立公園に制定されています。このクロッカーレンジ周辺にはマレーシアで二番目に高いトゥルスマディ山、ラフレシアセンター、タンブナンやケニンガウの町などがあります。

<西方面>
約100年前のイギリス植民地時代に内陸から農作物などを積み出す貨物鉄道として作られた鉄道が、現在もサバ州立鉄道としてコタキナバル、パパール、ボーフォートといった町を結んで内陸の町テノムまで続いています。この州立鉄道の線路を利用して、水、土曜の週2本、コタキナバル~パパール間往復の北ボルネオ鉄道と呼ばれる蒸気機関車も運行されています。

コタキナバルから南西に車で約2時間、ボーフォートの町の北側のクリアス半島は野生のテングザルの生息地として知られています。ガラマ川でテングザルなどの野生動物を探すリバーサファリはコタキナバルからの日帰りツアーの中でも特に人気があります。


>> コタキナバルに次ぐサバ州第二の都市、東海岸の街サンダカンへ